出版社内容情報
こころとからだに働きかける動作法の基本を豊富な写真で言葉かけの例とともに解説します。ベテランセラピストによる実演DVD付。
動作法とは動作を手段とする心理療法です。動作法では「こころの不適応は必ずからだの不調としてあらわれる」と捉え援助を行います。動作の不調を変えていくプロセスのなかで,動作の仕方が変わり「からだの不調」が改善し,さらにこころの使い方(体験)で生じた「こころの不適応」が改善されることで,生活体験の仕方や生き方が変わって,より適応的に生きていくことを目指します。
本書では,動作の見方,課題の選び方,援助に重要なからだの部位についてなど,動作法における基本的な知識を提供します。そして,すべての援助につながる基本的な4つの動作について,クライエントの主体的な動作を引き出す援助法を示します。それぞれの動作におけるステップごとのポイントを,写真とクライエントへの言葉かけの例で解説します。
付録DVDではベテランセラピストによる実演によって,援助のポイントを視覚的に学ぶことができます。動作法初学者だけでなく上級者も基本を再確認できる一冊です。
?T 動作法
1 動作法
2 動作法の進め方
3 動作法の治療的援助に伴う多様な体験
4 動作法の効果
?U 動作
1 動作とは
2 動作の図式
3 動作の不調・こころの不適応
?V 動作の見方
1 基本姿勢と見方
2 からだの部位部分の名称
3 ボディーダイナミクス
?W 課題の選び方
1 動作法の課題
2 課題の選び方
3 課題の使い方
4 課題の内容
5 どこまでするのか
?X 課題動作としての基本技法
1 坐位前屈げ
2 肩上げ・下ろし
3 ペコ・ポコ・タテまっ直ぐ立て
4 立位膝前出し・膝伸ばし課題
?Y 動作法の効果
1 事例
2 動作変化とこころの変化の関係をみる
3 動作のなかで日常生活に現れる効果とは
内容説明
動作法は、動作を通してこころとからだに働きかける心理療法です。本書では、すべての援助につながる基本的な動作を、豊富な写真と言葉かけの例で解説します。さらに、ベテランセラピストによる実技DVDで、援助のポイントを視覚的に学ぶことができます。
目次
1 動作法
2 動作
3 動作の見方
4 課題の選び方
5 課題動作としての基本技法
6 動作法の効果
著者等紹介
成瀬悟策[ナルセゴサク]
国際臨床動作学センター所長・九州大学名誉教授。臨床心理士・臨床動作学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。