出版社内容情報
現職自衛官の臨床心理士がプロフェッショナル・カウンセリングを語る。惨事ストレス,自殺予防,復職支援など組織の危機管理を解説。
「本書は,著者が自衛隊のカウンセラーとしての役割を実体験に基づいて著されたものである。「つながり」をキーワードに,個としてのクライエントと,集団としての組織に働きかけていく。カウンセラーの機能として,?@カウンセリング(クライエントの心情を傾聴する),?Aアセスメント(支援に必要な情報の評価),?Bコーディネーション(複数の支援者間の調整),?Cコンサルテーション(他のサポートシステムへの専門的助言)が本書の中でも挙げられているが,組織の中でカウンセラーが果たすべき役割が実体験を元に如実にまとめられている……」(「本書を薦める」筑波大学教授 高橋祥友)
組織に精通した臨床心理士である著者が,災害精神医学最前線での経験から,組織と緊急事態のカウンセリング技術を解説。組織の中でカウンセラーが果たすべき役割とは? 本書は,傑出した“組織のメンタルヘルス論”であり,アート(技術)としてのカウンセリングをわかりやすく述べた臨床指導書である。
第1章 プロフェッショナル・カウンセラー
第2章 自殺予防――生につなぎ止めるものとは
第3章 惨事ストレスケア
第4章 組織のメンタルヘルス
第5章 復職支援
第6章 支援者自身のケア――燃えつきないために
第7章 心理専門職として貢献するために――「つながり」の先にあるもの
【著者紹介】
著者略歴:
現職;陸上自衛隊東北方面隊メンタルサポートセンター長・臨床心理士
内容説明
惨事ストレス、自殺予防、復職支援など組織のメンタルヘルスへの危機介入の実際を解説。現職自衛官の臨床心理士が書いた“組織のメンタルヘルス論”。
目次
第1章 プロフェショナル・カウンセラー
第2章 自殺予防―生につなぎ止めるものとは
第3章 惨事ストレスケア
第4章 組織のメンタルヘルス
第5章 復職支援
第6章 支援者自身のケア―燃えつきないために
第7章 心理専門職として貢献するために―「つながり」の先にあるもの
著者等紹介
藤原俊通[フジワラトシミチ]
1965年、大阪府に生まれる。1989年、防衛大学校(管理学)を卒業し陸上自衛隊に入隊する。10年間の戦車部隊勤務の後、筑波大学大学院修士課程(カウンセリングコース)に進む。2002年修士課程修了後心理臨床の現場に進み、自衛隊中央病院精神科心理幹部(カウンセラー)、北部方面隊メンタルサポートセンター長、現在は東北方面隊メンタルサポートセンター長として勤務している。3等陸佐、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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