学生相談必携GUIDEBOOK―大学と協働して学生を支援する

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学生相談必携GUIDEBOOK―大学と協働して学生を支援する

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772412254
  • NDC分類 377.9
  • Cコード C3011

出版社内容情報

多様化する大学学生相談の実践を考察する,大学協働型学生相談モデルのドキュメントであり,最良の学生相談サバイバル・マニュアル。

ネオリベラリズム化する社会,独立行政法人化する大学,多様化する学生像。2000年代に先鋭化されてきたこれら新たな渦(ストリーム)のなかで,大学学生相談ブレイクスルーの行先はどこに定められるのか。
学生相談をめぐる環境変化にともなって浮上する新たな課題は,学習支援,留学生支援,精神科医療,ハラスメント対策,キャリア支援,多文化カウンセリング,発達障害大学生支援,自殺予防,セクシュアル・マイノリティ支援など領域横断的な多様性を帯び,そして同時に大学学生相談において大学教職員との協働が前提条件であることを求める。
モデルケースとして提示される「東京大学大学院理学系研究科・理学部学生支援室」は,大学教職員の視点を取り込みながら,組織理念の決定から学生支援室の成立・運営までの軌跡を刻みこむ,新しい時代の協働型学生相談モデルの実践例として読み解くことができる。
多様化する学生相談へのニーズと格闘する学生相談スタッフのドキュメントである本書は,実践的支援から育まれた学生相談サバイバル・マニュアルとして,道なき道を行くための里程標(マイルストーン)となる。

第1部 学生相談を取り巻く環境変化と新たな課題
第1章 近年の大学の変化と学生相談の課題 下山晴彦
第2章 キャリア発達の変化と学生相談の課題 森田慎一郎
第3章 教職員との協働に基づく学生相談へ 藤川 麗

第2部 大学と協働する学生相談モデルの実際――東京大学大学院理学系研究科・理学部学生支援室
第4章 学生支援室が成立するまで 榎本眞理子
第5章 学生相談の組織づくりの理念 藤原祥子
第6章 学生支援のさまざまな取り組み 榎本眞理子・藤原祥子
第7章 教職員からみた学生相談・学生支援 榎本眞理子・藤原祥子

第3部 協働による学生相談の新たな展開
第8章 学習支援と学生相談の協働 海老根理絵
第9章 留学生支援と学生相談の協働 大西晶子
第10章 精神科医療と学生相談の協働 福田真也
第11章 大学におけるハラスメント対策と学生相談の協働 吉武清實
第12章 キャリア支援と学生相談の協働 森田慎一郎

第4部 学生相談の新たなテーマ
第13章 グローバル化と多文化カウンセリング 石山一舟
第14章 発達障害の大学生支援 西村優紀美
第15章 自殺予防とインターネット 末木 新
第16章 性の問題と学生相談 石丸径一郎
第17章 サポートステーションからみた学生相談 石川京子

内容説明

社会は変容した。学生は多様化した。そして大学は変革の時を迎える―漂流する大学コミュニティで学生相談が生き延びること。すべての学生相談スタッフのためのサバイバル・マニュアル。時代の変化に合わせて学生相談を変化発展させていくための理論、方法、実践モデルを示すとともに、さらなる発展に向けての課題を明らかにした。

目次

第1部 学生相談を取り巻く環境変化と新たな課題(近年の大学の変化と学生相談の課題;キャリア発達の変化と学生相談の課題;教職員との協働に基づく学生相談へ)
第2部 大学と協働する学生相談モデルの実際―東京大学大学院理学系研究科・理学部学生支援室(学生支援室が成立するまで;学生相談の組織づくりの理念;学生支援のさまざまな取り組み;教職員からみた学生相談・学生支援)
第3部 協働による学生相談の新たな展開(学習支援と学生相談の協働;留学生支援と学生相談の協働;精神科医療と学生相談の協働;大学におけるハラスメント対策と学生相談の協働;キャリア支援と学生相談の協働)
第4部 学生相談の新たなテーマ(グローバル化と多文化カウンセリング―多文化的理解と支援のありかた;発達障害の大学生支援;自殺予防とインターネット;性の問題と学生相談;サポートステーションからみた学生相談)

著者等紹介

下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1983年、東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター講師、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教授。博士(教育学)、臨床心理士

森田慎一郎[モリタシンイチロウ]
1991年、東京大学教育学部教育心理学科卒業。民間企業勤務を経て、2008年、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了。武蔵野大学通信教育部准教授を経て、北里大学医学部精神科学特任准教授。博士(教育学)、臨床心理士

榎本眞理子[エノモトマリコ]
2008年、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程単位満期取得退学。臨床心理士。現在、東京大学大学院理学系研究科・理学部学生支援室助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。