出版社内容情報
児童福祉と家族支援のテクニックを,非行,子ども虐待,不登校,いじめなど子どもと家族が直面する事例を多用して伝える。
内容説明
限られた時間、限られたマンパワーのなか、精一杯に子どもや家族への援助をするために必要なのが、資源(リソース)を現場でどう有効活用するか、ということである。…と、わかっていても、現実に何がリソースになるのかは経験を積んでいかないと、なかなかわかりにくいのが現実でしょう。本書は、そうした言葉にしにくい「テクニック」とそこにある「考え方」を、初学者でもわかりやすいように、非行、子ども虐待、不登校、いじめなど子どもと家族が直面する事例を通じて考えるものです。
目次
第1部 一見不幸を一転幸福に(“一見不幸を一転幸福に”変える資源活用のワザ;ジョイニング ほか)
第2部 非行のケース(非行ケースの家族支援介入モデル;家族交流を創る“将来の非行少女?”―家族支援介入モデルを用いた小学生の非行事例 ほか)
第3部 子ども虐待のケース(子ども虐待ケース対応のポイント―拒否的で援助を求める動機づけの乏しい保護者へのアプローチ;親子分離の局面 ほか)
第4部 不登校のケース(解決志向型登校支援―不登校の混乱家族ケース;不登校ケースの社会化を促す―家族を超えた医療と福祉のラージャーシステムの活用 ほか)
第5部 その他のケース(「試験の時に頭が真っ白になる」と訴えた女子高校生;精神科病棟での体験から―怒り・攻撃行動の理解と扱い方)
著者等紹介
衣斐哲臣[イビテツオミ]
1957年、岐阜県生まれ。1980年、関西学院大学文学部心理学科を卒業。国保日高総合病院精神科(臨床心理士)を経て、1995年から和歌山県子ども・障害者相談センターの児童相談所部門にて、心理判定員、判定係長、相談係長そして虐待対応専門員を勤続。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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スミレ雲
けー