建築家として生きる―職業としての建築家の社会学

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建築家として生きる―職業としての建築家の社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771034754
  • NDC分類 523.1
  • Cコード C1052

内容説明

日本の建築家はいかにつくられ、継承されてきたのか。現場の建築家たちはこの職業とどう向き合い、実践してきたのか。建築家という存在そのものがゆらぎはじめている現代で、建築家として働く市井の人たちは、どのように考え、働き、生きているのか。さまざまな建築家の姿を、背景にある時代性とともに考察し、その輪郭を描きだす。

目次

建築家の分析枠組み
第1部 建築家の生成と変容をめぐって(職能の確立と消費社会との関連性;「スター文化人」としての建築家の誕生)
第2部 「建築家のエートス」と職業としての建築家(「建築家のエートス」を涵養する場としての大学―標準化されない技術の習得を通したエートスの獲得過程;建築家になる;建築家として生きていく;建築家ではない設計者たちの職業世界;建築士受験のセルフエスノグラフィ)
第3部 後期近代と建築家の変容(脱埋め込み化の進行と建築家の役割の変容―一九七〇年代以降の建築と都市をめぐる状況から;コンピュータ・テクノロジーの進展と建築家の職能の変容;「脱エートス」の建築家像と後期近代)
後期近代と建築家のゆくえ

著者等紹介

松村淳[マツムラジュン]
香川県木田郡(現高松市)牟礼町出身。設計事務所勤務を経て、2014年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(社会学)。二級建築士。専門社会調査士。立命館大学稲盛経営哲学研究センター客員助教を経て、2020年より関西学院大学社会学部助教。専攻は労働社会学、文化社会学、都市社会学、建築・都市論研究、移住、まちづくり研究。ライフワークとして、人と建築の関係性を総合的に考察する視角としての「建築社会学」の可能性を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかきょ

1
建築家を職業として定義することを、社会学の方法から試みた…けれど、結局著者も言っているように、「最終審級」が無ければ専門職としての位置付けは困難なように思えました。とは言えいつもメディアを賑わす以外の、色んな「建築家」の仕事が紹介されていました。 大学には建築学部もできてきているので、今後ますます色々な建築家が出るように思えます。 ちょっと建築士と混同しているようなところや、建築家協会の憲章=建築家の定義?みたいに扱っているところは気になるかも。2022/02/07

たろーたん

1
覚書。建築家とは何なのか。それを著者は「建築家エートス」に求める。これは建築家が大学教育で身につける支配的なハビトゥスのことで、例えば、以前のスター文化人が語った「美しさ」「空間の質」といった建築家界隈的には意味がある「建築家らしい」恣意的なものを指す。そして、彼らが卒業し、実際に建築家として働く時のID問題も面白かった。建築家エートスを持つのだから、芸術的な要素を入れられない建物ではなく、その界隈で紹介できる物を持たなくてはならないが、そんな物は持ってない。俺は本当に建築家として名乗っていいのだろうか。2021/10/13

ftoku

0
国家資格である建築士とは異なる「建築家」とは何なのか。職業としての建築家について、建築教育を受けた著者の経験も含めながら社会学的にアプローチされた本。ブルデュー社会学を援用して、建築家界における人々の多様な実践が見事に描かれている。そして後期近代社会の要請により変容しようとする状況も示される。2021/04/22

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