内容説明
ビデオの緻密さと専門家的知識の奥行きを組み合わせて現場を解明する社会学の新しい研究方法を提唱。知識提供の学問ではなく、感受性向上のための学問としてのビデオ・エスノグラフィー。その理論と実践、意義や価値を詳解する。
目次
第1部 ビデオ・エスノグラフィーは何を目指すのか―“社会モデルの洗練”と“器用仕事の発見”のために(ビデオ・エスノグラフィーという手法の意義=概観=;“社会モデルの洗練”という社会学の理論的課題;“器用仕事の発見”という社会学の理論的課題―医学教育における社会モデルの洗練を実質化する)
第2部 ビデオ・エスノグラフィーの実践―インフォームド・コンセント、医学教育、リーガル・コミュニケーション、在宅療養、音楽療法(インフォームド・コンセントのビデオ・エスノグラフィー;医学教育ビデオ・エスノグラフィー;リーガル・コミュニケーションのビデオ・エスノグラフィー ほか)
第3部 ビデオ・エスノグラフィーの基盤と未来―ガーフィンケルとリンチの主張からビデオ・エスノグラフィーの基盤と未来を検討する(ビデオ・エスノグラフィーの基盤と未来―ガーフィンケルとリンチの主張からビデオ・エスノグラフィーの基盤と未来を検討する)
著者等紹介
樫田美雄[カシダヨシオ]
1961年生まれ。石川県出身。東京都立大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科中退。筑波大学技官、助手を経て、徳島大学総合科学部助教授。徳島大学大学院准教授を経て、神戸市看護大学看護学部准教授。日本保健医療社会学会長(2017~2019)。日本社会学理論学会理事(2020~)。奈良女子大学博士(社会科学)。『新社会学研究』同人。『現象と秩序』編集委員。専門は医療と福祉の社会学、高等教育論、ビデオ・エスノグラフィー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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