24フレームの映画学―映像表現を解体する

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24フレームの映画学―映像表現を解体する

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784771034518
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

内容説明

映画はもはや、映画館で「注視」することが主流の視聴モードではない。一回性は失われ、いつでも繰り返して観ることが可能になった。さらには「ながら見」や移動中など、「気散じ」的な視聴モードも一般化し、映画の時間・空間は、その構造の変化を余儀なくされている。いま、映画はどう論じうるだろうか。映画の誕生からその文法までを丁寧に紐解き、さまざまな映像表現を真摯に見つめ、フレームの奥深い内部だけでなく、フレームの外部や裏側まで思考を重ねる。映像表現の醍醐味に光をあてなおす、まったく新しい映像論。

目次

序説―映像表現論
第1章 映画とは何か
第2章 映画の視線
第3章 映画の編集
第4章 映画の音響
第5章 映画の境界
第6章 映画の形態
第7章 アニメーションの表現
第8章 アニメーションの現在
第9章 文学の映画化―遠藤周作『沈黙』のアダプテーション
第10章 アニメ・リメイク―『打ち上げ花火、横から見るか?下から見るか?』
結論―映像の快楽

著者等紹介

北村匡平[キタムラキョウヘイ]
1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター/リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学―戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

13
映画における、構図・編集などの技法を実際の映画(多くが古典)の分析を通して伝える。音響の使い方とアニメーションの技術に比較的多くのページを割いている。監督のいわゆる「作家性」が、どのような技法から作られていくのかを記述していて面白い。川島雄三の人・物を真ん中おいて会話する二人を「分裂」させる構図、黒澤明の対位法的音楽の使い方、新海誠の「線」。映画が一体何をやっているか。そのことをまず把握できる一冊。面白く読んだ。2022/03/29

gu

7
とても勉強になった。メディアミックス、ネット配信、劇場のアトラクション化といった現代の視聴形態の批評であり、それらを用いた現代における映画批評である。繰り返し見た上での詳細な分析が今は可能なのだから覚えてる限りがその作品だとはもう言えない。以前読んだ『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』(細馬宏通)を思い出すところもあり。2022/12/13

あんすこむたん

6
カメラワークを意識して映画映像作品を見るなら、必須の書。アニメ作品やアダプテーションにも触れているので、幅広く役立つように思えた。2021/10/06

kentaro mori

4
教科書、しかし退屈しない教科書。2021/05/20

かいこ

3
映画のフォルマリズム分析の手法一覧という感じ。読んでて普通に面白いけど、それ以上に勉強になるという印象。比較的小粒の分析が多かったけど、キューブリックの『シャイニング』の章は纏まってて面白かった2021/12/26

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