内容説明
異分野から翻訳通訳への多様なまなざし―翻訳通訳学の先導者に映画研究、自然言語処理、歴史学の俊英が加わって展開する刺激的な翻訳通訳論。字幕翻訳、ゲーム・ローカリゼーション、自動通訳翻訳アプリ、戦争と通訳者、言語教育と翻訳、翻訳通訳リテラシー教育をテーマに翻訳通訳研究の新地平を開く。
目次
第1章 字幕翻訳の挑戦(「濫用的字幕のために」再考―視聴覚翻訳における責務の多面性について)
第2章 国家戦略と翻訳通訳(「クールジャパン」を支える翻訳―ゲーム・ローカリゼーション;コンピュータによる通訳・翻訳のイノベーション)
第3章 戦争と言語(通訳者と戦争―日本軍の台湾人通訳者を事例として;日本占領期(1945‐1952年)の通訳者)
第4章 翻訳通訳教育の最前線(どこで翻訳学の歯車が狂い始めたのか―外国語教育との関係について;翻訳通訳リテラシー教育のすすめ)
著者等紹介
武田珂代子[タケダカヨコ]
立教大学異文化コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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