立教大学異文化コミュニケーション学部研究叢書
翻訳通訳研究の新地平―映画、ゲーム、テクノロジー、戦争、教育と翻訳通訳

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784771028135
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C1036

内容説明

異分野から翻訳通訳への多様なまなざし―翻訳通訳学の先導者に映画研究、自然言語処理、歴史学の俊英が加わって展開する刺激的な翻訳通訳論。字幕翻訳、ゲーム・ローカリゼーション、自動通訳翻訳アプリ、戦争と通訳者、言語教育と翻訳、翻訳通訳リテラシー教育をテーマに翻訳通訳研究の新地平を開く。

目次

第1章 字幕翻訳の挑戦(「濫用的字幕のために」再考―視聴覚翻訳における責務の多面性について)
第2章 国家戦略と翻訳通訳(「クールジャパン」を支える翻訳―ゲーム・ローカリゼーション;コンピュータによる通訳・翻訳のイノベーション)
第3章 戦争と言語(通訳者と戦争―日本軍の台湾人通訳者を事例として;日本占領期(1945‐1952年)の通訳者)
第4章 翻訳通訳教育の最前線(どこで翻訳学の歯車が狂い始めたのか―外国語教育との関係について;翻訳通訳リテラシー教育のすすめ)

著者等紹介

武田珂代子[タケダカヨコ]
立教大学異文化コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くまパワー

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「戦争と言語」の論文2本を読んだ。戦争中の通訳者を注目し、戦争協力とコラボレーションを検討した。太平洋戦争中、日本軍は植民地台湾で通訳者を呼び集め、中国と東南アジア戦場で通訳し、戦後BC級戦犯として裁判し、死刑を裁いた人もある。植民地の被害者が戦場で加害者になって、帝国の境界民としての帝国意識やアイデンティティは極めて面白さがある研究テーマである。2022/12/29

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