阪南大学叢書
国際関係とメディアクライシス―地球共生コミュニケーションの座標軸

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  • サイズ A5判/ページ数 263,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784771018204
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3036

内容説明

米国が主導するIT革命と市場経済は人類に多くの可能性や利便性を提供する半面、人類の存亡に関わるグローバルな命題を鋭く突きつけている。グローバル化とは裏を返せば、良いことも悪いことも地球規模で連鎖反応するということである。光の部分と同様、影としての危険因子はグローバルに拡散し、世界を揺るがす。21世紀における最大の命題は、文明の衝突か共生か、である。文明の共生に向けて、メディアは何をなし得るのか?「地球時代のコミュニケーション」という視点から現代世界の深層を多角的に解明、マクロ危機の構図を浮き彫りにするとともに、メディアクライシスの諸相を具体的に分析し、共生社会への道を提示した警世のメディア論。

目次

第1章 二一世紀グローバル社会の命題と方向性
第2章 文明の共生とメディアの役割
第3章 メディアの座標軸―『人間の大地』の思想
第4章 世界経済とメディアの興亡
第5章 IT文明下のメディアクライシス
第6章 グローバル時代の報道クライシス
補遺 グローバルメディアの商業主義的偏向・その構造と影響―ベルリンの壁崩壊から米同時テロ・イラク戦争までの10年

著者等紹介

山本武信[ヤマモトタケノブ]
1954年福岡県出身。九州大学文学部哲学科卒業。共同通信社ボン特派員、フランクフルト支局長、経済部次長、大同工業大学教授を歴任、2005年4月から阪南大学国際コミュニケーション学部教授。2006年2月から共同通信社「にっぽん診断」コラムニストを兼務。専門はメディア論、ジャーナリズム論、国際関係論、文章表現法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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