出版社内容情報
映画配給会社・パンドラの社長が、自身の半生を瑞々しい筆致で綴り、女性としての生き方、女性が働くことの厳しさと喜びを伝える。女性に職業選択の自由が無かった時代に社会人となった彼女は、80年代後半に外国映画の配給業務や出版活動をスタート。当時は劇場公開されることのなかったドキュメンタリー映画や、韓国映画の公開を実現させたことにより一躍脚光を浴び、現在に至る。配給作品が扱うテーマも、同性愛や従軍慰安婦問題など、タブー視されていた内容であればあるほど積極的に紹介してきた。
9月15日からは、新宿K's cinemaにてパンドラ創立31周年特集上映「時代とともに」が始まるなど、その独自の活動姿勢には、ますます熱い注目と共感が寄せられている。
中野理惠[ナカノリエ]
著・文・その他
目次
第1章 始まりは『ハーヴェイ・ミルク』(一九八八年~一九九五年)(オカマのリョウキ殺人?;映画との出会い;パンドラの始まり;配給作品からの贈り物)
第2章 世界各国・各地の映画を配給する(一九九五年~二〇〇〇年)(ソクーロフとゲルマン;『ナヌムの家』をめぐる騒動;世界各国・各地の映画を配給する;絶賛の嵐なのに大コケした『八月のクリスマス』;失明宣告を受ける;ロシアにはお宝映画が眠っていた;映画プロデュースや書籍発行も)
第3章 さまざまな出会い(二〇〇一年~二〇一八年)(両親の過ごした日々;アジア映画ヘルツォーク『エルミタージュ幻想』;あるべテラン監督の来訪;生まれ故郷の変遷;ソクーロフ漬けの日々;さまざまな出会い;観客育成への願い)
著者等紹介
中野理惠[ナカノリエ]
1950年静岡県出身。1987年に(株)パンドラを設立して現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり