内容説明
ひとを救うのは、辛い修行じゃない。この坊主を見ていると、先行き不安な日本脱出を本気で考えた。
目次
第1章 インド巡礼編―ブッダに護られた巡礼の旅
第2章 インド・バングラデシュ編―「大阪のオバハン」と奇妙な二人旅
第3章 タイ・ラオス編―一時出家をしたカメラマン・秋雄
第4章 ミャンマー編―グレアムの悟り
第5章 韓国編―坊主として旅した国の中で、1番親切にしてくれた
第6章 オーストラリア編―キリスト教国を旅して決意したこと
第7章 ベトナム編―「跡継ぎが欲しい」陰気兄ちゃんとの出会い
第8章 中国編香港経由で上海へ―中国は世界を征服するか?
第9章 カンボジア編―世界中の子供たちに教育を、カンボジアに真の支援を
第10章 ミャンマー再訪編―メッティーラの日本語学校
著者等紹介
藤川チンナワンソ清弘[フジカワチンナワンソキヨヒロ]
1941年(昭和16年)9月2日、京都市中京区にて左官職人を父に、六人姉弟の長男として生まれる。不動産業、建築業を経て、1991年タイ国へ移住。1993年タイ国ペップリー県タムケウ寺にて出家。1996年サムットソンクラム県ボムケウ寺へ転寺。現在に至る
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感想・レビュー
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HIDE
7
仏教といってもいろいろあり、お坊さんといってもいろいろな人がいるものなのだとおもった。2012/08/21
ワタナベ読書愛
0
オモロイ坊主の第2巻。出家した後、タイで暮らす河内弁のおっさんが、ビザの更新であちこち旅行する時に出会ったケッタイな人たちの記録。東南アジア各国、韓国、中国、オーストラリア…歴史や宗教の問題を思いつつも自分のスタイルを変えず、テーラワーダ仏教の坊主のスタイルでどこでも行く。一般人のバックパック旅行とは違う「僧侶」扱いの旅行記は珍しい。日本と歴史問題がある国で親切に扱われたり、仏教国で嫌な思いをしたり様々。意外な旅を疑似体験したい人におススメ。プチ・仏教名言もちりばめられて、オモロイ設計になっている。2020/09/05