タイでオモロイ坊主になってもうた

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784768468531
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0023

内容説明

バブル期・不動産・大儲け。悦楽虚し、比丘(修行僧)十数年。こんな人だからこそ語れる人生がある。現代人の人生開眼術。

目次

第1章 ああアホくさっ(アル中の子;小学四年頃に ほか)
第2章 いっちょやったろやんけ(大学検定試験;藤川親方 ほか)
第3章 金がない者は首がないんといっしょやで(首が何本あったら気が済むんや;チンボ一本じゃ足りん ほか)
第4章 女に惹かれてタイ参り(日本人藤川清弘宿泊お断り;名古屋のじゃぱゆきさんに仏教を見た ほか)
第5章 けったいなこともあるもんや(我発見せり…“タイ遍歴行”;なにもかも糞面白くない ほか)

著者等紹介

藤川チンナワンソ清弘[フジカワチンナワンソキヨヒロ]
1941年(昭和16年)9月2日、京都市中京区にて左官職人を父に、六人姉弟の長男として生まれる。不動産業、建築業を経て、1991年タイ国へ移住。1993年タイ国ペップリー県タムケウ寺にて出家。1996年サムットソンクラム県ポムケウ寺へ転寺。現在に至る
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感想・レビュー

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ビシャカナ

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欲望まみれの銭ゲバおやじが全てを捨てて、タイでブッダのおしかけ弟子になる。ただ9割は出家する前の波瀾万丈な男一代記。男と女の惚れた腫れたの痴情のもつれ、ヤクザな裏稼業、幼少期が恵まれなかったとはいえ、身勝手が過ぎる生き様。そして出家しても全然悟っていない、生臭い後悔や迷い、怒りや憎しみが渦巻いている。そして、あまりにも日本の仏教を腐している。ただ好き放題して生きた男が、自分の生き様を赤裸々に吐き出して、いかにして仏の道を求めたかという、ある意味で仏教の真髄をこれ以上体現したものはない。2015/04/03

りこ

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フツーのおっさんが、タイでいかにして坊主になったか?かなりゆるい出家物語です。

ワタナベ読書愛

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アル中の父、貧困、愚連隊、地上げ屋…昭和の任侠映画を地で行く人生を歩んだ一人の関西人が、けったいなご縁でタイで出家。日本の仏教徒はまるで違うタイのテーラワーダ仏教に親しむにつれ、今まで感じたことのない心の安らぎ、人生の充足感、あらゆる命への畏敬の念が湧いてくる。 ブッダの言葉やお経を間に挟みながら、全力でもがきながら生き抜いたおっさんの、苦しみ悲しみ憤りを全身に浴びて、人生とは何かを考えさせられる一冊。 重い。だが、これが生きるということではないだろうか。簡素な文に迫力と慈愛がある。合掌。2020/06/09

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