内容説明
こんな中国語知っていますか?学ぶ楽しみから、使う楽しみへ。あなたの中国語のためにこの一冊を。
目次
第1章 雨がホワホワ―中国語ウオッチング(正しいのは一つ?;本当に分かるということ ほか)
第2章 氷砂糖の怪―日本語と中国語(蛍の光;おでん ほか)
第3章 虹をつくる話―中国新歳時記(新歳時記・春(新年前後)
新歳時記・春から夏へ ほか)
第4章 中国語は面白い―中国語のすすめ(外国語教育改革私案;TECC(テック)を知ってますか ほか)
著者等紹介
相原茂[アイハラシゲル]
1948年、福島県会津生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。中国語学専攻。現在、お茶の水女子大学教授。1980年~1982年、北京にて研修。帰国後、NHKラジオ、テレビの中国語講座を担当
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感想・レビュー
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セイタ
3
中国語を通じてみる世界を垣間見ることのできる本!著者が筆の立つ人で読んでて面白い。外国語で一旗立てるためには、母語にも精通する必要があることを再認識した。この本を読んで、目を覆わんばかりに漢字に満ちた中華世界が恋しくなった。今度、中華街でも行ってみよう。2018/07/10
土宮こぐま
3
サラっと流し読み。相原先生のエッセイ集だった。全体的に中国と中国語の雑学のような感じ。2011/05/28
sonohey
1
中国語学者のエッセイ。日本と中国の文化的、言語的差異について学者ならではの視点で語られており、興味深い。特に、「防水」「喫煙」「売国」などの日本の熟語は、中国語の「動詞+目的語」のVO型言語の影響に他ならないという指摘は、言われてみればなるほどの一言。(著者は、しかし最近の熟語には「水防」のように純日本産のOV型の表現がありクセモノだ、と述べる)ところで、日本語の漢字(とくに音読み)と、中国の現代の漢語が、複雑な関係があるのはまちがいないが、その深淵を覗いたら果てしないのだろうなー、と、思わず日和る。2015/01/27
Bookcover
0
中国語を不勉強のため、読み始めはわからないことが多かったのですが、相原先生の読みやすい文章のおかげで(黒田龍之助先生もファンだと言う)あっという間に読了しました。2015/10/18
じょくぼ
0
事物谜は、詩として、音読したくなるような感じ。早口言葉もそうだが、中国語は音にこだわる言語なんだな、と改めて痛感。いくつか、覚えよう、と思った。2015/05/23