出版社内容情報
「不良な子孫の出生予防」を目的とする優生保護法下、優生手術や子宮摘出を受けた被害者の証言を掘り起こし、謝罪と補償の道を探る。日弁連意見書、女性差別撤廃委員会勧告、新たな被害者の出現等を受けた増補版。
優生手術に対する謝罪を求める会[ユウセイシュジュツニタイスルシャザイヲモトメルカイ]
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内容説明
優生保護法はなくなっても、今なお残る優生思想の陰。新たな被害証言、優生手術台帳の資料開示、日弁連「意見書」など、優生手術に対する謝罪と補償を求める運動の進展と資料を加えた増補新装版。
目次
第1部 声にできなかった想い(私の身体を返してほしい―優生保護法が犯してきた罪;補償はいらない、ただ謝ってほしい ほか)
第2部 優生保護法を問い直す(日本の優生法の歴史;らい予防法と優生保護法 ほか)
第3部 日本だけじゃない―諸外国の動向(ドイツはどう向き合ってきたのか―ナチスの強制不妊手術・安楽死計画被害者に対する戦後補償;優生手術に対する謝罪を求める会、一九九九年十月十六日集会へのメッセージ ほか)
第4部 謝罪と補償を求める運動の経過(「求める会」の運動の経過;「産む産まないは女が決める」そして、「産んでも産まなくても、私は私」 ほか)