内容説明
ゴッホ、モネ、ラファエロ、レンブラント…人生と、名作の読み解き方は、すべて「家」にあった。生涯と絵画の見かたがすぐわかる。
目次
ダリの家
藤田嗣治の家
セザンヌの家
ルノワールの家
ロートレックの家
モローの家
ミレーの家
ミケランジェロの家
ルーベンスの家
ラファエロの家
エル・グレコの家
ドラクロワの家
モリスの家
モネの家
ゴッホの家
レンブラントの家
マグリットの家
著者等紹介
池上英洋[イケガミヒデヒロ]
美術史家、東京造形大学教授。1967年広島県生れ。東京藝術大学卒業、同大学院修士課程修了。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らん
21
表紙のダリの家は卵のオブジェに加えこだわりも凄いけど地中海を見渡せるのが良い。藤田嗣治の骨董や調度品への愛着。セザンヌ、ルノワールはシンプルさの中にこだわりを感じる。ロートレック、モロー、ルーベンスは豪華!モリスのレッドハウスは素敵だけれど5年で売却されたのですね。モネの家のイエローとブルーのダイニング、広大な庭はやっぱり素敵です。桜等日本の植物もあり庭師が6人も!ゴッホが生涯最後の10週間を過ごした屋根裏もありました。オーヴェルの教会もここで生まれた作品なんですね。家だけでなく芸術家の生き様も凄いです。2023/06/13
Iku
16
ダリ、藤田嗣治、ルノワール、モネ、ゴッホ、レンブラントなど有名な芸術家のお家がたくさんの写真とともに紹介されていました。ダリの家には卵があったり、モネのお家に日本の浮世絵がたくさん飾られていたり、日常生活などが垣間見れて興味深かったです。2017/02/04
ganesha
2
ミケランジェロからダリまで、17名のアーティストにまつわる建物の紹介。美術館として公開されているところがほとんど。モネのキッチンとモローの螺旋階段が素敵だった。2018/02/03
takakomama
2
ラファエロ、ルーベンス、レンブラント、モネ、ゴッホ、マグリット、ダリ・・・ 時代も国も違う芸術家17人の家の紹介。小さなアパートもあれば、貴族の館や邸宅もあります。芸術家の好みや、日常生活を垣間見られる本。2017/02/03
ラムネ
1
「芸術家の愛した家」は、芸術家が見ていた風景を教えてくれる。 芸術家が愛し、見たかった風景とも言える。 巻末にあるように、絵画や美術品の鑑賞では、 その作家の性格や心境、おかれていた状況を遮断するのが基本のようだ。 専門家でない僕は、そのものの印象も大事にしたいけれど、 人生を生きた一人の人間としての部分も刺激を感じる。 より親しみを感じるし、立体的に作品が見えてくる。2017/05/14