目次
東京エリア(東京都庭園美術館;オランダ王国大使公邸;インブリー館;清泉女子大学本館 ほか)
横浜・湘南エリア(外交官の家;ブラフ18番館;ベーリック・ホール;エリスマン邸 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
155
最近東京では、昔からあった趣のある建築物が取り壊されて高層ビルばかりが建ち、アメリカのニューヨーク的な感じになり若干懐古趣味に陥っています。万城目さんの「僕らの近代建築デラックス」やこの本などで懐かしんでいます。用語の解説などもあり新設に解説されています。見ているだけでゆったりとした気持ちにさせてくれます。窓や明かりなどにも工夫が凝らされていていいものばかりです。2016/11/03
依空
74
不定期であっても見学が可能である洋館を、東京、横浜・湘南エリアから32件選んでいます。それぞれの洋館の歴史や建築スタイルの解説、豊富な写真、間取り図、アクセスに見学情報と、本書を片手に見学が出来る程内容の充実した1冊です。まず、表紙に使われている旧岩崎邸庭園の外観がすごい!日本にこんなに素晴らしい洋館があったんですね。室内のゴージャスさにも圧倒されるばかりです。重厚で美しい室内装飾、細部に見える職人技、スタイルの多様さは、いつまでも眺めていられる程素敵な物ばかりです。遠くて気軽に観に行けないのが残念です。2017/02/03
ぶんこ
48
横浜の洋館は何度も訪れましたが、鎌倉、小田原には行ってないので、訪れたくなりました。 江戸東京たてもの園にも行きたいし、車で行かないと無理そうですね。 若くて、気力・体力が充実しているうちにみておきたかったです。 半分は行ったことがありました。 残り、幾つを訪問出来るでしょうか? 行きたい所をPCで検索し、お気に入りに入れましたが、やっぱりこの本を常備したくなりました。2014/08/16
tera。
37
東京と横浜の見学可能な32の洋館が、見取り図などのデータと共に紹介されている。文章ではそれぞれの洋館の拘りや、建築の依頼主の説明もされていて、当時の時代背景などとも合わせて楽しむ事が出来ると思う。一番最初に登場してる私のお気に入りの「東京都庭園美術館」は、今は改修中のため入る事は出来ないのだけど、今秋のリニューアルオープンが楽しみだ。中には見学の期間が限られている物や、一部非公開の物もあるが入場料もさほど高額ではないので、機会があれば見学をお勧めしたい。表紙は岩崎彌太郎氏の長男、岩崎久彌氏の邸宅。2014/08/01
とりあえず…
36
時間が許すなら、何時間でも、写真と間取り図から妄想の世界へ走ってしまえる素敵な本。 さすがに東京。旧財閥、皇族、元大名家のお屋敷の数々が規模も大きく、えも言われぬ素晴らしさ。その様式は様々だが、それぞれに当時の最高水準であり、施主と設計者、施工者の思いの詰まった様子がうかがえます。ちょっと見に行く、というには遠いのが本当に残念。2013/07/04