内容説明
核開発・食糧難・脱北者問題で揺れる北朝鮮。その知られざる実態と人道支援など周辺国との関係を、「人間の安全保障」の観点から分析・展望した待望の一冊。
目次
第１部 「人間の安全保障」と北朝鮮（「人間の安全保障」の根本的主張―国連報告書の再検討；統制社会の北朝鮮―監視と動員；終わりなきジレンマ―主権、透明性、そして国際協力の展望；「人間の安全保障」論の北朝鮮問題への適用可能性）
第２部 「人間の安全保障」問題の諸側面（経済改革と経済実態の変化；食糧事情―生産・供給の問題と消費；脱北者問題―「駆け込み」の意味を中心に；「日朝不正常関係」と二つの人道問題―帰国者、日本人妻問題の背景と課題）
第３部 日韓両国の対応―政府とＮＧＯ（日本政府の「人間の安全保障」政策―人道支援から経済制裁へ；日本のＮＧＯによる人道支援の現況と展望；韓国政府の人権政策―「進歩１０年」の回顧と展望；韓国政府とＮＧＯによる人道支援）
著者等紹介
小此木政夫［オコノギマサオ］
慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了
礒崎敦仁［イソザキアツヒト］
慶應義塾大学法学部専任講師。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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