日韓共同研究叢書
「文明」「開化」「平和」―日本と韓国

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  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766412291
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C3322

内容説明

「文明」「開化」とは何か。それがもたらすのは戦争か。それとも平和か。約一世紀前の日韓における思想的苦闘を再現する。

目次

第1部 「開化」と「富国強兵」(朴泳孝の富国強兵論―伝統と近代の内的連関を中心に;朝鮮朝末期の西欧受容と伝播様相に関する実証研究―文明開化、自主独立、富国強兵意識の構造を中心に;朝鮮の開化と「近代性」―断髪・衛生・コレラ防疫)
第2部 認識と「公共性」(明治後半期の朝鮮史叙述と大衆的朝鮮史像の展開;酒井雄三郎における「近世文明」論と社会主義批判―共和主義思想との関連をめぐって;「植民地公共性」と朝鮮社会―植民地期後半期を中心に)
第3部 戦争・競争・平和(競争と「文明」―日本の場合;中江兆民の平和理念と孟子;儒学と社会ダーウィニズム―日本のケースを中心に ほか)

著者等紹介

朴忠錫[ボクチュウシャク]
梨花女子大学校名誉教授。1936年生まれ。延世大学校政治外交学科卒。法学博士(東京大学)。専門は、韓国政治思想史、東洋政治思想。梨花女子大学校社会科学部教授、東京大学客員教授(1986)等を歴任

渡辺浩[ワタナベヒロシ]
東京大学法学政治学研究科教授。1946年生まれ。東京大学法学部卒。専門は、日本政治思想史。東京大学助手、同助教授を経て、1983年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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