慶應義塾大学東アジア研究所叢書
東アジアの女神信仰と女性生活

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  • サイズ A5判/ページ数 524p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766410310
  • NDC分類 163
  • Cコード C3039

内容説明

東アジアに通底する基層文化とは何か?共同体文化が急速に変貌する現代、中国・韓国・日本の研究者が、各地の女神信仰の伝統と女性の生活史を探究するなかで、民俗世界に共通する文化の様相を明らかにする。

目次

第1部 総説―東アジアの基層文化の基軸を求めて(東シナ海周辺の女神信仰と女性生活史の視点―基層文化の基軸を求めて)
第2部 中国・沖縄・朝鮮の海辺からの眼差し(宋元戯曲の女性像と明清戯曲の女性像の比較;福建省における女性の生活と女神信仰の歴史;女神陳靖姑の儀礼と芸能伝承;女神信仰の現代的変容;宮古島の祭祀歌謡からみた女神;宮古島・狩俣に見る近代と古層―「ムラ」祭祀と女性;古琉球の女性祭司の活動―一六世紀の史料を中心に;済州島の海女共同体の生と仕事―済州島の潜嫂(海女)が伝承した精神世界と生業を中心に ほか)

著者等紹介

野村伸一[ノムラシンイチ]
慶応義塾大学文学部教授。1949年生まれ。東アジア民俗文化専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。