内容説明
男性20人に1人、全国で350万人いる色弱者、3000万人の高齢者が見やすい色表示の仕方を解説。
目次
第1章 カラーユニバーサルデザインの考え方
第2章 色が見えるしくみ
第3章 色の基礎知識
第4章 色弱者の見え方
第5章 高齢者の見え方
第6章 ユニバーサルデザイン
第7章 色弱者が見づらい例と改善例
第8章 カラーユニバーサルデザインのチェック方法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
58
授業対策。色弱の概念は知っていたけど、実際どう見えているのかがわかって良かった。しかも男性5%も色弱の方がいるんですよね。そう言えば、前に色弱の生徒さんがいたけど、きちんとカラーコーディネーターの3級合格してたな。赤よりオレンジだと見えやすいのか。テレビとかも全然違って見えているんですね。さらに高齢者の見え方なんかは、実感あるけれど、こちらも実例交えて紹介されていて良かった。2019/04/02
デコボコ
5
良い本です。特に7,8章が。2014/03/11
koeta4
2
色彩検定対策&勉強に。日本人男性の5%:20人に一人は色覚異常であり、日本全国では350万人になるという。ちなみに、5%という頻度は、世界におけるAB型の男性の人数に匹敵するそうな。そして加齢による見え方の変化等々を含めると、色の見え方は一つではないということを実感。危険を知らせる表示など、より分かりやすく見やすくすることの大切さを感じる。身近な日用品の例で、マーカーの色の水色とピンクは色覚異常の人にとってはとても区別しにくいのだけど、ピンクの色を黄に近づけるだけで区別しやすくなるというのに感動した。 2019/04/26
ふうてんてん
2
色の見え方を科学的に知る良い機会となりました。楽しい内容でした。色の見え方も人それぞれ、違った見え方の世界に生きる人がいるって不思議だけど豊かな事だなあと。多数派でない事での不便さはあると思うからそういう立場に立ってみんなに分かりやすい色彩提示が出来るといいと思います。2016/05/22
Yuko2
1
色彩検定3級レベル + 色弱者の見え方についてわかりやすく学べる。改善例:赤色をオレンジ色寄りにして明度差をつける。2012/11/04