出版社内容情報
【人工知能が法律に影響を与えるようになった未来の姿を解説!】
民事裁判におけるIT化法案(「民事訴訟法等の一部を改正する法律」)が成立したことをきっかけに、IT技術および人工知能技術の導入が急速に発展してきている。
本書ではまず第Ⅰ部で「人工知能と法」分野の歴史、次に法律における推論についての基礎的な知識を説明する。第Ⅱ部では法律への具体的な人工知能の技術の詳細について紹介を行っている。現在の法学に対する人工知能の到達点と、今後の日本の社会像が見えてくる充実の一冊。
目次
第1部 「人工知能と法学」研究の歴史・法律の基礎(人工知能と法学の歴史と現状;法律の基礎、裁判における事実認定、あてはめ、判決推論の解説)
第2部 人工知能の理論とその法学への応用(ルールベース推論;事例ベース推論;自然言語処理;ベイジアンネットワーク(事実認定への応用)
議論学 ほか)
著者等紹介
佐藤健[サトウケン]
1981年東京大学情報科学科卒、博士(理学)。富士通研究所、北海道大学を経て、国立情報学研究所教授。人工知能の論理的基礎理論およびその理論の法学への応用の研究に従事。2017年司法試験合格
新田克己[ニッタカツミ]
1980年東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士。2018‐20年産業技術研究所招聘研究員。人工知能の法律への応用の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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