内容説明
集団免疫を捨て都市閉鎖を選んだ先進諸国、その愚策がもたらす不可逆的変化。長期化するコロナ危機で、V字型ではなくL字型に進む世界経済。“隠れ多極主義者”トランプが描く、米国覇権放棄のシナリオ。―そして、対米従属から対中従属に向かう日本。コロナ時代に突入した世界は、こう変わる!同時進行ドキュメントPART2。
目次
第1部 都市閉鎖という愚策にはめられた人類(コロナ危機はまだ序の口;集団免疫を遅らせる今のコロナ対策;都市閉鎖vs集団免疫;中国式とスウェーデン式;コロナ危機に関する私の認識のまとめ;都市閉鎖の愚策にはめられた人類;米国の暴動はコロナ愚策の都市閉鎖が主因;永遠の都市閉鎖vs集団免疫;新型コロナはふつうの風邪の一種?)
第2部 加速する多極化と長びくコロナ大不況(コロナ危機による国際ネットワークの解体;コロナ対策の国民監視システムを国際的につなぐ;すべてのツケはQEに;コロナ大恐慌を長引かせる意味;新型コロナの脅威を誇張する戦略;加速するトランプの世界撤兵;トランプ、安部、金正恩:関係性の転換;ドル崩壊への準備を強める中国;コロナ、米中対立、陸上イージス中止の関係;ずっと世界恐慌、いずれドル安、インフレ、金高騰、金融破綻)
著者等紹介
田中宇[タナカサカイ]
国際情勢解説者。1961年東京生まれ。東北大学経済学部卒。東レ勤務を経て共同通信社に入社。新聞、テレビ、ネットニュースでは読めない情報と見解を発信するメールマガジン「田中宇の国際ニュース解説」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。