汲古叢書<br> 「対支文化事業」の研究―戦前期日中教育文化交流の展開と挫折

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汲古叢書
「対支文化事業」の研究―戦前期日中教育文化交流の展開と挫折

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  • サイズ A5判/ページ数 1065/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762925504
  • NDC分類 372.22
  • Cコード C3322

内容説明

本研究は、戦前日本が一九二〇年代から三〇年代にかけて実施した「対支文化事業」の成立・展開過程について、中国教育文化界との対応関係を軸とし、そこに生起する摩擦、相克の具体状況を解明することをとおして、戦前、ことに大正・昭和戦前期における日中教育文化交流の構造的特質とその問題点について考察しようとするものである。

目次

「対支文化事業」概観
第1部 「対支文化事業」の歴史的背景(明治日本の対華教育活動―その隆盛と衰退;清末民初におけるアメリカの対華教育活動―留学生教育事業を中心に ほか)
第2部 「対支文化事業」の発足(「対支文化事業」構想の成立とその発展;創始期「対支文化事業」の諸相)
第3部 「対支文化事業」の展開過程―東方文化事業の運営と難航(“共同”文化事業構想の破綻―日本“単独”事業への後退;上海自然科学研究所と中国教育文化界―学術交流と摩擦 ほか)
第4部 「対支文化事業」の挫折―その変質過程(「対満文化事業」から「北支新事業」へ―対華“文化工作”の一環として;「対支文化事業」関係三機関における研究活動―国策への対応をめぐって ほか)
補論 アメリカの対華文化事業(中国近代における人材養成とアメリカ留学;ポール・モンローと中国教育文化界―アメリカの対華文化事業をめぐって)

著者等紹介

阿部洋[アベヒロシ]
1931年福岡生まれ、九州大学大学院修了、教育学博士。福岡工業大学助教授、国立教育研究所室長・同部長を経て、福岡県立大学教授・同付属図書館長・大学院研究科長を歴任。国立教育政策研究所名誉所員、福岡県立大学および中国・南京師範大学名誉教授。近代アジア教育史・比較教育学専攻
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