出版社内容情報
「遊び=自発的な活動」というのは本当か? これまで「自発的な活動」として捉えられ議論されてきた「遊び」。本書では,「いいこと思いついた!」という現象を切り口に,「中動態」や「天然知能」などの概念を参照しながら「自発的な活動としての遊び」について多角的に検討する。そこから見えてくる「遊び」の本質とは。
[主な目次]
●第Ⅰ部 「いいこと思いついた!」の理論的背景
第1章 「自発的な活動」と見なされている遊び 【矢野勇樹】
第2章 「個人化」という力学 【矢野勇樹】
第3章 「実体論」から「関係論」へ 【矢野勇樹】
第4章 中動態と関係論の関係 【矢野勇樹】
●第Ⅱ部 「いいこと思いついた!」が切り拓く世界
第5章 遊びの語り方を変えよう―中動態としての遊び 【久保健太】
第6章 「遊び心」と「しごと心」 【佐伯 胖】
第7章 養成校の視点から遊びの指導を問い直す 【岩田恵子】
第8章 「森のようちえん」実践における「いいこと思いついた」を考える 【関山隆一】
内容説明
「遊び=自発的な活動」というのは本当か?!「いいこと思いついた!」という現象を切り口に、「中動態」や「天然知能」などの概念を参照しながら、子どもの「遊び」の本質に迫る。
目次
第1部 「いいこと思いついた!」の理論的背景(「自発的な活動」と見なされている遊び;「個人化」という力学;「実体論」から「関係論」へ;中動態と関係論の関係)
第2部 「いいこと思いついた!」が切り拓く世界(遊びの語り方を変えよう―中動態としての遊び;「遊び心」と「しごと心」;養成校の視点から遊びの指導を問い直す;「森のようちえん」実践における「いいこと思いついた」を考える)
著者等紹介
佐伯胖[サエキユタカ]
1939年生まれ。慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学専攻修士課程修了後、米国ワシントン大学大学院心理学研究科で修士号(M.S.)及び博士号(Ph.D.)取得。帰国して東京理科大学理工学部助教授を経て、東京大学教育学部助教授、同大学教授、2000年に同大学を定年退官。その後、青山学院大学文学部教授、社会情報学部教授、2013年同大学を定年退職後、田園調布学園大学大学院人間学研究科子ども人間学専攻教授、2021年同大学を退職し、現在に至る。公益社団法人信濃教育会教育研究所所長・東京大学名誉教授・青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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