出版社内容情報
学校改善を成功へと導くリーダーシップとは?
教育指導職が「指導および自身の役割をどう考えるのか」は,生徒と教師「両方」の学びに大きな影響を与える。
Visible Learning(可視化された学習)のメタ分析を踏まえ,校長や教頭,さらに指導教諭や中堅教師らのミドルリーダーが身につけるべき10の「心的枠組み」(ものの見方・考え方)を示す。学級・教室や職員室,教員研修等の場面で,学校を内側からの改革に導く実践的なアイデアを提案。
内容説明
学校改善を成功へと導くリーダーシップとは?Visible Learning(可視化された学習)のメタ分析を踏まえ、校長や教頭、さらに指導教諭や中堅教師らのミドルリーダーが身につけるべき10の「心的枠組み」(ものの見方・考え方)を示す。学級・教室や職員室、教員研修等の場面で、学校を内側からの改革に導く実践的なアイデアを提案。
目次
はじめに:行なうことの影響をいかに考えるかは、何を行なうかにこだわるよりも重要である
私は教師や生徒の学習に及ぼす影響の評価者である
アセスメントは自身の影響と次のステップを知らせてくれるものである
進歩させたいと考えていることや自身の影響について同僚教師と協働する
私は変化をもたらすエージェントであり、すべての教師や生徒が改善できると信じている
私は「最善を尽くす」だけでなく、チャレンジに努める
私は教師や生徒にフィードバックを提供して理解できるように支援し、私に与えられたフィードバックを解釈して行動する
私は一方向の説明と同じくらい対話を取り入れる
何ができたら成功なのかを最初から教師と生徒に明確に伝えている
間違えても他者から学んでも安心して学習できるように人間関係と信頼関係を築く
学習と学習中の言葉に集中する
マインドフレーム:スクールリーダーの「なぜ」の問いかけが学校を成功に導く
著者等紹介
ハッティ,ジョン[ハッティ,ジョン] [Hattie,John]
ジョン・ハッティ博士は、いくつもの受賞歴を有する教育研究者であり、30年近く生徒の学習と学力に何が最も効果的かを検証してきたベストセラー作家である。彼の研究は、「可視化された学習(Visible Learning)」としてよく知られている。この研究は、世界中の3億人以上の生徒を対象とした10万件以上の研究からなる1700件以上のメタ分析研究を、約30年間にわたり再統合した集大成である。350以上の国際会議で発表や基調講演を行ない、その教育貢献が認められ、数多くの表彰を受けてきた
スミス,レイモンド[スミス,レイモンド] [Smith,Raymond]
レイモンド・スミス博士は、コーウィンプレスの著者コンサルタントを務めている。コーウィンに入社する前は、コロラド大学デンバー校の健康科学センターにおいて非常勤の教授として教鞭をとり、現在はフロリダ・アトランティック大学でリーダー養成プログラムを担当している。スミス博士は、38年以上にわたり、教育機関(高等学校校長)、中央官庁(中等教育局長)、大学に勤務するなどの経験を有する。2007年に教育的リーダーシップとイノベーションをテーマに博士号を取得した後、オハイオ州の教育省のために連載記事を執筆したり、共著で3冊の本を著したりした
原田信之[ハラダノブユキ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授(博士・教育学)。日本学校教育学会会長、日本協同教育学会理事。“研究滞在”ドイツ学術交流会(DAAD)客員研究員(1994年エッセン総合大学、2000‐01年ヒルデスハイム大学)、オルデンブルク大学招聘客員教授(2004‐05年)、ハレ大学招聘客員教授(2010年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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