ふだん使いのナラティヴ・セラピー―人生のストーリーを語り直し、希望を呼び戻す

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ふだん使いのナラティヴ・セラピー―人生のストーリーを語り直し、希望を呼び戻す

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  • サイズ B6判/ページ数 315,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784762829390
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C1011

出版社内容情報

私たちが敬意を持ち共に生きることのできる人生のストーリーラインを作るためにはどうすればよいのか。トラウマ,虐待,個人的な失敗,悲嘆,老いといった困難に対峙するためのユニークな質問や道具,アイデアを提供。「問題の外在化」や「リ・メンバリング」など,人生のストーリーを書き換える方法を実践的に解説する。



◆マイケル・ホワイトが遺した本書原案

本書は,人々の人生に新しいストーリーを押し付けたり,アドバイスを与えるものではない。読者が自分自身の人生を新しい目で眺めたり,それまではしばしばないがしろにされていた出来事の新しい重要性を発見したり,しばしばその価値を見出されなかった輝ける行為を見つけたり,そしてそれまではたいていほったらかしにされてきた風景における問題や窮状に対して解決を見つけるよう誘うものであってほしいのだ。…いかにして前進するかを知るためのオプションが,読者に提供されればと思う。

(マイケル・ホワイトの草稿:「はじめに」より)



◆主な目次

はじめに

PART 1

第1章 人生はストーリーでできている 

第2章 私たちは問題ではない

第3章 私たちのストーリーにとって正しい聴衆を見つける

第4章 チームワーク――私たちにとって大切な人を思い出す

第5章 旅としての人生――アイデンティティの移動

PART 2

第6章 正常さを疑うことと,失敗から逃げること

第7章 トラウマから人生を取り戻し,貴重なことを讃える

第8章 大切な人を亡くしたときに再会すること

第9章 遺産と記憶――人生の最終章を迎えたとき

第10章 私たちのストーリーはもっと大きな構図のどこにフィットするのか?

エピローグ 振り返り,先を見る

 はじめに

 謝辞

 

PART1



第1章 人生はストーリーでできている

 物語る権利

 自分のストーリーを語れる安心な場所

 アイデンティティのストーリーラインを書き換える

 振り返り,先を見る

 

第2章 私たちは問題ではない

 問題を外在化する

 責任についての覚書

 あなたもやってみよう

 ジョアンナの悲しみと恐れ

 問題と私たちの関係を変える

 問題は根深いかもしれない

 私たち自身の文書を作成する

 共同の会話

 問題に私たちが及ぼす影響

 研究

 困難なときを乗り切る特別なスキル

 あなたの特別なスキル

 振り返り,先を見る

 

第3章 私たちのストーリーにとって正しい聴衆を見つける

 想像上の聴衆

 他者にとっての「認証的聴衆」になる

 聴衆としての書かれた言葉

 再格付けの儀式

 独自の儀式を創造する

 振り返り,先を見る

 

第4章 チームワーク――私たちにとって大切な人を思い出す

 協会ないしクラブとしての人生

 スポーツのメタファー

 チーム・シートを作ろう

 その他のメタファー

 良き判断に触れる

 振り返り,先を見る

 

第5章 旅としての人生――アイデンティティの移動

 あなたのアイデンティティ移動地図

 反動を予測する

 反動に備えて計画する

 人生の旅をマッピングする

 ルイーズの旅

 あなたの人生の旅を作成しよう

 航海者の言葉

 振り返り,先を見る





PART2



第6章 正常さを疑うことと,失敗から逃げること

 もっと大きな構図

 特別な人生

 正常さから退く

 正常さの期待と連帯行為を交換すること

 チェックリスト

 私たちの文化を研究する

 振り返り,先を見る

 

第7章 トラウマから人生を取り戻し,貴重なことを讃える

 子どもたちの対応に気づく

 大人が振り返る

 半分の記憶を完全な記憶にする――正義の問題

 あなた自身の人生

 大人の自己虐待から逃走する

 はぐくみチームを作る

 他の形式のトラウマ体験

 広い文化を変える

 

第8章 大切な人を亡くしたときに再会すること

 再会することについて

 私たちはひとりではない

 ストーリーと知識を交換する

 メッセージを送ることと思い出の形を共有すること

 悲嘆がひりひりする時

 現在とプロジェクト

 二つの重要な考察

 他者の期待

 移行

 振り返り,先を見る

 

第9章 遺産と記憶――人生の最終章を迎えたとき

 死と死にゆくこと――他人の人生において生き続けること

 第二遺言の作成

 共有される記憶

 大切な人への手紙

 振り返り,前を見る

 

第10章 私たちのストーリーはもっと大きな構図のどこにフィットするのか?

 建国の父を見つけようとすること

 米国における家族ストーリーライン

 祖先を連れてくる

 未来の世代





 エピローグ 振り返り,先を見る



 訳者あとがき

D.デンボロウ[デンボロウ ディー]
D.デンボロウ(David Denborough)
 コミュニティワーカー、教師、そしてアデレイドにあるダルウィッチセンターのライター/エディターとして働いている。彼は特に、心理学的植民地化の機会を制限し、人生チーム・ナラティヴ・アプローチや(Ncazelo Ncubeと共同した)人生の木のような異文化発明の可能性を創造する異文化的パートナーシップに関心を抱いている。このような集団的ナラティヴ・メソドロジーは、トラウマ体験について直接話すことなくその影響に人々が対処するのを援助することを求めている。
 デイヴィッドは、集団的ナラティヴ実践がいかにして社会運動を活性化そして、あるいは支持するかということにも大変興味を持っている。最近、教育/コミュニティ課題が実践されたのは、ブラジル、パレスチナ、シンガポール、オーストリア、香港、カルジスタン(イラク)、インド、カナダ、スリランカ、アルゼンチン、チリ、南アフリカ共和国、そしてオーストラリアのいくつかのアボリジニー・コミュニティなどである。デイヴィッドは、メルボルン大学と共同でナラティヴ・セラピーとコミュニティワークの修士課…

小森 康永[コモリ ヤスナガ]
小森 康永(こもり・やすなが)
1960年 岐阜県生まれ
1985年 岐阜大学医学部卒業
現 在 愛知県がんセンター中央病院 緩和ケアセンター長
主著・訳書
  『ナラティヴ実践再訪』金剛出版 2008年
  『バイオサイコソーシャルアプローチ』(共著)金剛出版 2014年
  『ナラティブ・メディスン入門』遠見書房 2015年
  『はじめよう! がんの家族教室』(編)日本評論社 2015年
  M.ホワイトとD.エプストン『物語としての家族』金剛出版 1992年

奥野 光[オクノ ヒカル]
奥野 光(おくの・ひかる)
1974年 愛媛県生まれ
1997年 国際基督教大学教養学部卒業
2002年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科単位取得
現 在 二松学舎大学学生相談室カウンセラー(臨床心理士)
主著・訳書
  『セラピストの物語/物語のセラピスト』(共著)日本評論社 2003年
  『ナラティヴ・プラクティス』現代のエスプリNo.433 (共著)至文堂 2003年
  S.J.ウォーリンとS.ウォーリン『サバイバーと心の回復力』(共訳)金剛出版 2002年
  M.ホワイト『ナラティヴ実践地図』(共訳)金剛出版 2009年
  M.ホワイト『ナラティヴ・プラクティス』(共訳)金剛出版 2012年

内容説明

ナラティヴに生きるとは?誰の人生にも、身がすくんだり、頭痛の種になったり、悲しみをもたらしたり、恥ずかしくなったりする出来事があるだろう。誰の人生にも、美しさや優しさ、中休み、逃避、ないし果敢な抵抗から成る出来事やちょっとした瞬間があるはずだ。本書は、私たちが敬意を持ち共に生きることのできる人生のストーリーラインを作るためのものだ。

目次

1(人生はストーリーでできている;私たちは問題ではない;私たちのストーリーにとって正しい聴衆を見つける;チームワーク―私たちにとって大切な人を思い出す;旅としての人生―アイデンティティの移動)
2(正常さを疑うことと、失敗から逃げること;トラウマから人生を取り戻し、貴重なことを讃える;大切な人を亡くしたときに再会すること;遺産と記憶―人生の最終章を迎えたとき;私たちのストーリーはもっと大きな構図のどこにフィットするのか)

著者等紹介

デンボロウ,デイヴィッド[デンボロウ,デイヴィッド] [Denborough,David]
Ph.D.コミュニティワーカー、教師、そしてアデレイドにあるダルウィッチセンターのライター/エディターとして働いている。メルボルン大学と共同でナラティヴ・セラピーとコミュニティワークの修士課程をコーディネートしてもいる

小森康永[コモリヤスナガ]
1960年岐阜県生まれ。1985年岐阜大学医学部卒業。現在、愛知県がんセンター中央病院緩和ケアセンター長

奥野光[オクノヒカリ]
1974年愛媛県生まれ。1997年国際基督教大学教養学部卒業。2002年名古屋大学大学院教育発達科学研究科単位取得。現在、二松本舎大学学生相談室カウンセラー(臨床心理士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すみ子

6
病気になって以後、自分の言葉で物事について語ることがすっかりできなくなってしまい悩んでいたので、それを解決するための足掛かりになれば、と思い購入。虐待や性被害などトラウマ的な体験をした人は、自分自身について語るとき加害者側の視点が残っていることが多いのだそう、第一章では著者のデンボロウ氏が、自分の言葉で、自分自身の人生について語ることの重要性を指摘し、本書のワークを通じて、自分の言葉を取り戻し自分のアイデンティティとなる人生のストーリーを語り直せることができるよう編集されている。→2021/08/16

乱読家 護る会支持!

2
セラピストやカウンセラーとして生きるのは自分の今のミッションではないと思っているので、自分のナラティブは何だろうと、思いつつ、パラパラ読みしました。。。 僕の生まれてきた意味は、「魂に磨きをかける」あるいは「魂をより輝かせる」こと、その為に「修業する事、苦悩する事、体験を楽しむ事」が人生と考えています。 修業/苦悩/体験とは、「学び続け、もがきつづけ、この世の本質を見極める」「家族を含め、他者や社会の為に働き続ける」「様々な人達の生き方や自然に触れ、感じる」をし続けること。2019/05/28

ckagami

1
自分の人生を「自分にとっての好ましい物語」として語り直す技法がたくさん書かれたワークブック。語るにはメタファーを用いて、ディテールを言葉にして、それぞれの要素の関連性や背景を追究していく。ライフツリーや人生マッピングなど、自分で自分を説得する、わかりやすくも綿密な技法。2023/01/14

心理学部2年

0
図書館にない2021/11/17

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