自己調整学習ハンドブック

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自己調整学習ハンドブック

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  • サイズ B5判/ページ数 434p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784762828744
  • NDC分類 371.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

認知・教育・臨床・社会・組織心理学などの多様な領域に基づく自己調整学習研究の到達点を示す大著。学習とパフォーマンスの自己調整の基本領域(認知とメタ認知,発達,動機づけ,社会的・環境的問題),指導上の問題,数学・読解などの個別具体的領域への適用,評価の方法論,個人差・集団差について包括的に取り上げる。

【訳者一覧】
 塚野 州一  監訳 第1章・第2章・第20章・第22章・第24章
 伊藤 崇達  監訳 第8章・第14章・第19章
 岡田 涼   第3章・第26章
 中谷 素之  第4章・第18章
 佐藤 礼子  第5章・第15章
 篠ヶ谷 圭太 第6章・第12章
 沖林 洋平  第7章
 伊藤 秀子  第9章
 瀬尾 美紀子 第10章・第17章
 犬塚 美輪  第11章
 進藤 聡彦  第13章・第25章
 深谷 達史  第16章
 杉谷 乃百合 第21章
 梅本 貴豊  第23章
 秋場 大輔  第27章・第28章

本書の特色
 謝辞
 日本語版への序文


 第1章 自己調整学習:序論と概観
  序論
  自己調整学習についてのこれまでの研究
  概観
  結論

第1部 自己調整学習の基本領域

 第2章 自己調整学習の認知的ならびにメタ認知的分析
  知識が学習の基本的役割をする
  認知の容量には制限がある
  知識は認知の1つの形態である
  認知はほとんど内潜的である
  学習は絶えず潜在的に自己調整されている
  基本的認知的操作
  自己調整学習の簡潔な概観
  自己調整学習におけるメタ認知
  メタ認知的モニタリング
  基準はどこで生じるか?
  メタ認知的モニタリングの測定
  相対精度
  メタ理解とその正確さは?
  メタ認知は文脈による
  メタ認知的コントロール
  再学習するかしないか
  何が再学習されるべきか
  学習者たちはメタ認知的コントロールするときに何をすべきか
  エイジェンシーの判断
  要約と今後の方向性

 第3章 学業的な自己調整プロセスの発達に対する影響要因
  予見と計画の段階
  遂行モニタリングの段階
  反応と内省の段階
  研究の方向性と実践への示唆

 第4章 自己調整学習の動機づけの源泉と結果
  生徒の学習に関する自己調整における動機づけの役割
  自己調整学習の動機づけの源泉
  SRLの動機づけおよびメタ認知的要素についての研究
  教育実践に対するSRLおよび動機づけ研究の示唆
  SRLにおける動機づけに関する研究の将来の課題
  結論

 第5章 自己調整学習,共調整学習,社会的に共有された調整学習
  学習の調整における社会の役割
  自己調整学習,共調整学習,社会的に共有された調整学習の概念比較
  自己調整,共調整,社会的に共有された調整に関する研究
  学習の調整に関する理論と研究への展望

第2部 自己調整学習の指導の問題

 第6章 小学校の児童の宿題遂行を通じた自己調整のトレーニング
  小学校の児童による自己調整学習
  小学校における時間管理と宿題のスキルのトレーニングモジュール
  今後の研究への評論と展望
  実践への示唆

 第7章 自己調整学習を評価し伝えるためのハイパーメディアの利用
  ハイパーメディアを用いた自己調整学習
  自己調整学習:理論的枠組み
  ハイパーメディアを用いた自己調整学習を評価すること
  メタチューター:自己調整学習を評価し伝えるよう設計されたハイパーメディア環境
  自己調整学習を伝え評価するためのメタチューターの利用
  自己調整学習を評価し伝えるためにメタチューターを利用するための指導上の提言と課題
  将来の方向性

 第8章 教室における自己調整学習に関する研究
  自己調整学習とは何か? 教室におけるあり方はどのようであるか?
  理論的な基礎づけ
  方法論上の利点
  教室での研究
  今後の方向性と実践への示唆

 第9章 メンタリング・アプローチによる博士課程学生の自己調整学習の促進
  本章の議論の枠組み
  大学院でのメンタリングの文脈
  博士課程学生のメンタリングと学習に関する理論
  メンタリング概念と問題点に関する研究上のエビデンス
  研究の将来展望
  革新的教育実践へのメンタリングの考え方の応用

第3部 個別内容領域における自己調整学習

 第10章 数学的知識とスキルの自己調整
  数学の適応的能力の要素としての「自己調整」の定義
  数学の自己調整学習における信念の役割
  自己調整と関連する信念の学習と発達
  自己調整と構成的信念のための効果的な学習環境に向けて
  教育実践への示唆と今後の研究の展望

 第11章 読解関与指導をとおして自己調整的な読み手を育てる 
  読解における自己調整学習
  自己調整的読解の理論的モデルとしての読解関与
  今後の研究課題

 第12章 自己調整学習プロセスと子どものライティング
  ライティングにおける自己調整の役割
  特定の自己調整プロセスやライティングに関する知見
  自己評価と修正
  複数のコンポーネントへの指導における自己調整
  特別支援の生徒における自己調整,SRSD,ライティング
  求められる重要な研究
  結論

 第13章 意図的な概念変化:科学学習の自己調整
  理科の自己調整学習の基本となる要素
  自己調整から見た概念変化
  自己調整的な理科学習に関する実証的研究
  教育実践への応用:理科における自己調整学習の支援

 第14章 スポーツのスキルと知識の獲得:自己調整プロセスの役割
  運動選手のスキル獲得に関する社会-認知的視点
  自己調整プロセスに関する研究
  動機づけの構成概念と自己調整研究
  運動学習とパフォーマンスにおける自己調整の循環モデル
  動機づけ雰囲気が集団場面での自己調整と動機づけに果たす役割
  社会的認知に基づく自己調整の発達の多段階モデル
  初心者,非熟達者,熟達者による運動機能の自己調整
  自己調整訓練の教育への応用
  今後の研究の方向性
  結論

 第15章 自己調整と音楽スキルの熟達
  音楽スキルの習得に関する理論
  自己調整の段階と下位段階
  自己調整研究の音楽分野への応用:行動での循環段階
  結論と今後の研究の方向性

第4部 自己調整学習の評価の問題

 第16章 日誌法を用いた大学生の自己調整学習の評価
  1.序論
  2.プロセスとしての学習
  3.自己調整学習における自己モニタリングの役割
  4.自己調整学習における日誌の利用
  5.日誌の分析法
  6.標準化された日誌法を用いたプロセス研究
  7.日誌法の教育実践への応用
  8.展望
  9.結語

 第17章 援助要請研究における方法論とアセスメントの問題
  援助要請プロセス
  グループにおける援助要請
  援助要請パターンとタイプ:変数中心のアプローチと人物中心のアプローチ
  情報通信技術の進展
  要約と実践への示唆

 第18章 自己調整学習における自己効力感の評価
  社会的認知理論
  自己調整プロセス
  自己効力感
  自己効力感のアセスメント
  今後の研究
  実践のための示唆
  結論

 第19章 動機づけの自己調整方略のアセスメント
  自己調整学習の構成要素としての動機づけの自己調整
  動機づけの自己調整方略と動機づけ,取り組み,成果との関係について
  動機づけの自己調整方略のアセスメント
  実践への示唆
  動機づけの自己調整方略に関する研究の方向性

 第20章 発話思考法を使用した自己調整学習の測定
  関連する理論的考え
  発話思考プロトコルの方法論
  研究のエビデンス
  今後の研究の方向
  教育実践への提言
  結論

 第21章 自己調整学習マイクロ分析の台頭:時代的背景、主たる特性、研究と実践への提言
  マイクロ分析査定法の概観
  自己調整学習マイクロ分析の歴史的影響と進展
  最新の自己調整学習マイクロ分析のプロトコルの特徴と進展
  教育的提言

 第22章 綿密な事例研究法を使用した自己調整学習の研究
  自己調整学習を学ぶための方法論的方略としての事例研究法
  事例研究はどのように自己調整学習の研究に貢献できるか
  さらに広範な例:自己調整学習を研究するための多面的で綿密な事例研究
  今後の研究の方向:自己調整学習の研究における事例研究の展望

 第23章 学習の自己調整習慣
  定義と関連理論
  教育における自己調整習慣の評価:いくつかの例
  結論と今後の研究への提案

 第24章 メタ分析による自己調整学習スキルの習得に関する評価
  自己調整学習の研究における諸理論と歴史的問題
  教育研究の統合
  教育実践のためのメタ分析の研究結果からの提言
  自己調整学習分野におけるメタ分析の今後の研究の方向性

第5部 自己調整学習の個人差と集団差

 第25章 教科における自己調整学習
  教科の自己調整学習に関する理論的仮説
  自己調整学習が教科間で共通か固有かに関する検証:文献調査
  教科の学習:今後の方向性
  結論

 第26章 情動,情動調整と学習の自己調整
  教室における情動と感情の役割
  情動調整と自己調整学習とのつながり
  自己調整のさまざまな目的
  情動,感覚,感情
  情動調整
  情動調整方略
  実践への示唆
  今後の研究の方向性

 第27章 自己調整学習におけるジェンダーの影響
  自己効力感と自己調整学習
  自己調整学習と学業達成における性差
  ジェンダーがもつ自己効力感への影響
  自己効力感の根源
  自己効力感の形成
  自己効力感の自己調整学習への影響
  社会的反応と自己調整学習
  教育現場への応用
  研究の将来展望
  結論

 第28章 文化と教育における自己調整:文化的背景と自己調整に関する考察
  文化と自己調整の理論的背景
  自己調整の性質と関連要素、および学習成果との関係
  養育スタイルと家族のきずな
  ここまで紹介してきた文献の批評
  研究の教育現場への応用と今後の研究展望

 引用文献
 人名索引
 事項索引
 訳者あとがき

目次

第1部 自己調整学習の基本領域(自己調整学習の認知的ならびにメタ認知的分析;学業的な自己調整プロセスの発達に対する影響要因 ほか)
第2部 自己調整学習の指導の問題(小学校の児童の宿題遂行を通じた自己調整のトレーニング;自己調整学習を評価し伝えるためのハイパーメディアの利用 ほか)
第3部 個別内容領域における自己調整学習(数学的知識とスキルの自己調整;読解関与指導をとおして自己調整的な読み手を育てる ほか)
第4部 自己調整学習の評価の問題(日誌法を用いた大学生の自己調整学習の評価;援助要請研究における方法論とアセスメントの問題 ほか)
第5部 自己調整学習の個人差と集団差(教科における自己調整学習;情動、情動調整と学習の自己調整 ほか)

著者等紹介

ジマーマン,バリー・J.[ジマーマン,バリーJ.] [Zimmerman,Barry J.]
ニューヨーク市立大学大学院センターの教育心理学の名誉教授。児童、青年、成人の社会的学習と自己調整過程の役割について専門的に研究し、執筆してきた。アメリカ心理学会第15部門(教育心理学)の委員長を務めた。卓越した長年の実績によりアメリカ心理学会第16部門(学校心理学)のシニア科学賞と学習と教育に関する優れた研究に与えられるアメリカ教育研究学会のシルビア・スクリブナー賞を受賞している。さらにアメリカ心理学会の教育心理学部門の教育部門の優秀な心理学著作者を讃えるエドワード・L・ソーンダイク賞も授与された。アメリカ心理学会の3部門(7、15、16)のフェローであり、またアメリカ心理学協会のフェローであり、またアメリカ教育研究学会のフェローでもある。1991年スタンフォード大学、2006年イタリア・パドヴァ大学の客員教授でもあった。小児ぜんそくの研究によってアメリカの健康協会から研究助成金を受け、また小児ぜんそくの予防に尽力したことでニューヨーク市から健康賞も受賞している

シャンク,ディル・H.[シャンク,ディルH.] [Schunk,Dale H.]
ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の教育学部長で教科教育学の教授

塚野州一[ツカノシュウイチ]
1970年東北大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程中退。現在、富山大学名誉教授・立正大学非常勤講師、博士(心理学)

伊藤崇達[イトウタカミチ]
1998年名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士後期課程中退。現在、京都教育大学教育学部准教授、博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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