内容説明
本書は、社会生活の諸側面のなかでとくに職業生活とそれが営まれる場としての組織という領域に軸足をおいて、こうして変化の様相をとらえ、その含意や課題を検討しようと試みている。
目次
第1部 環境変化と組織の対応(人事労務管理の動向と企業の選択;知識・情報化のなかの企業組織;国際化のなかの企業組織;環境問題と企業の対応;行政改革と公務員労働)
第2部 変わる組織と個人の働き方(雇用環境の変化と中高年の職業人生;若年者の就業行動と若年労働者問題;女性の職場進出と働き方の変革;非営利組織の機能と働きがいの創出;労働者と労働組合の行方)
著者等紹介
石川晃弘[イシカワアキヒロ]
1938年生まれ。1964年東京大学大学院社会学研究科・博士課程中退。現職中央大学文学部教授、社会学博士。主著に『社会変動と労働者意識』(単著、日本労働協会、1975)。『産業社会学』(編著、サイエンス社、1988)。『Workers,Firms and Unions:Industrial Relations in Transition』(共編著、Peter Lang、1998年)
田島博実[タジマヒロミ]
1958年生まれ。1983年中央大学大学院文学研究科社会学専攻・博士前期課程修了。現職財団法人雇用開発センター研究調査課長。主著・論文に『成熟社会の病理学』(共著、学文社、1993年)。「労働時間問題の展開と社会的対応に関する考察」日本社会病理学会編『現代の社会病理IX』(垣内出版、1995年)
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