それでも親はモンスターじゃない!―保護者との向き合い方は新たなステージへ

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761920814
  • NDC分類 374.6
  • Cコード C3037

目次

第1章 激しく変わる政治状況に振り回される学校・保護者(橋下市長のイチャモンから立ち上がる桜宮高校の人々;動機が不明で疑問だらけの教育委員会制度改悪;バッシング対象(スケープゴート)に仕立てられた教育委員会
教委「改革」は統治原理の変更そのものだ)
第2章 本当にしんどいケースに翻弄されないために(対人関係の維持が極めて難しいケースが広がりつつある;態度や評価がコロコロと豹変し、周りを巻き込む保護者;特別扱いと賞賛を求めてやまない自己愛障害の保護者;学校と現代社会を投影するパーソナリティ障害;愛着をめぐる問題)
第3章 人間科学部教授・今尼茂喜礼三のキレ日記(「MK5」と「じぇじぇじぇ」;公衆電話機が消滅していく;やたらと丁寧になる注意書き)
第4章 それでも親はモンスターじゃない!(「怪物」ではない!;それでも「モンスター」はやめましょう;学校トラブルと校長・教委の姿勢;人相手のサービスの中で学校が最も辛い)
第5章 先生方、がんばらないでください!(「白い丸いテーブル」;校長は辞表を懐に、教頭は過労死を背中に;人は助け合うものだ―教師の孤独;寝ろ!明日は明日の風が吹く(かも))

著者等紹介

小野田正利[オノダマサトシ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授(教育学博士)。1955年、愛知県生まれ。専門は教育制度学・学校経営学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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めぐみ

2
同業のベテランさんによる研修会でのオススメ本。疲弊する教育現場の状況と、疲弊した方々へのアドバイスが書かれている。教育は国の柱、教育現場以外の人にも読んでほしいと思った。2017/05/25

桃果

2
No.52 ★★ 先生には親より子どもを見ていてほしい、そう思った。2017/02/18

時折

0
小野田正利さんのあの独特で慈愛に満ちた視点で、最近の教育界の諸事情について語られています。視線がやさしいです。現職の教員へね力強いエールです。2016/07/11

Largo de Irivitalli

0
困った親⇒困っている親。子供が顧客。子供と向き合う以外に教師の職責は果たせない。親の集団ヒステリー、本当の不満は別のところにある。学校は言いやすい場所。教育で、人生の中にリアルな感情体験を創り出す。「モンスター」の語は人格否定。不当要求は聞き流せ!2015/10/13

しいたけ

0
雑誌連載を元にしたものなので総合的な書籍ではないけれど参考になる。モンスターという言葉で相手の人格を否定するのではなく、要求の中身と方法に注目して対応しようというもの。要求の背景にパーソナリティ障害がある場合に消耗せずに対応すべきことや、先生が孤立しないような職場の雰囲気づくりが大事だということが印象に残った。2018/04/08

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