内容説明
世界の、住まいをシェアする現場を訪ねると、音、匂い、責任、関係、信頼など所有しえないものもシェアされていた。シェアリング経済の先にあるシェアが「生きる基盤」となる社会を探る。
目次
シェアを問い直す 選択する「行為」から社会の「基盤」へ
第1部 住まいを起点としたシェアの実践から(シェアを道具に暮らしの未来をつくる;シェアをコンヴィヴィアルな道具にする七つの方法)
第2部 シェアを媒介するものとしての空間・住まい(似たもの同士のシェア、違うものを認めるシェア;災害を生き抜く、人と人以外(モノ)のシェア)
第3部 所有を基盤とした社会から、シェアを基盤とした社会へ(戦後の住まいに見るシェアの思想とその現在;語られないシェアが基盤となる社会;シェアを基盤とした未来へ ほか)