出版社内容情報
インクルーシブデザインは、子ども、高齢者、障がい者などをデザインプロセスに巻き込み、課題の気づきをアイデアに活かす方法論。
インクルーシブデザインとは、子ども、高齢者、障がい者など、特別なニーズを持つユーザーをデザインプロセスに巻き込み、課題の気づきからアイデアを形にし普遍的なデザインを導く。英国発の概念から日本での実践まで、社会的課題を解決する参加型デザインの方法論。誰かのためのデザインから、誰もが参加できるデザインへ。
1章 イギリスで生まれたインクルーシブデザイン(ジュリア・カセム)
2章 インクルーシブデザインとは何か(平井康之)
3章 ユーザーのためでなく、共に実現するものづくり(塩瀬隆之)
4章 問いをデザインすること、そして問いを問うこと(水野大二郎/小島清樹)
5章 ユーザー参加型デザインのしくみ(荒井利春)
6章 障がいのある人のアートで社会を変えていく(森下静香)
7章 多様な「見たい」をカタチにする「みんなの美術館プロジェクト」(岡崎智美/梅田亜由美)
8章 見るという行為の気づきから生まれた音声付電子体温計「けんおんくん」(小池禎/田邊友香)
9章 誰もが共用できる原型を追求したロビーチェア「マドレ」(木下洋二郎)
10章 使い手とつくり手の境界を取り除く「インクルーシブアーキテクチャー」(家成俊勝)
11章 素人でも建築できる「地域型仮設住宅ピースハウス」(桑原あきら)
【著者紹介】
ジュリア・カセム:英国ロイヤルカレッジ・オブ・アート客員上席研究員