民家のしくみ―環境と共生する技術と知恵

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761512415
  • NDC分類 521.86
  • Cコード C0052

内容説明

民家や伝統建築における仕掛けや工夫はどのような意味を持ち、効果が期待できるのか。環境工学的視点に基づいて分類し、実際にその姿をよく表現している例を紹介し解説。気候風土に対応した形や技術を切り口に、気象要素と環境要素を取り上げ、要素ごとに八つの章を設けた。伝統的な民家や暮らしにおける対応は、常に利用と調整の二面を持っている。この二面性に配慮しながら各地における具体の技術や姿を紹介した。

目次

第1章 風を防ぎ利用する
第2章 雨を防ぎ耐久性を高める
第3章 雪から守る
第4章 光を調整し取り入れる
第5章 暑さや寒さを凌ぐ
第6章 空気を調整する
第7章 水を利用する
第8章 火事を防ぐ

著者等紹介

坊垣和明[ボウガキカズアキ]
武蔵工業大学新学部開設準備室教授。前橋工科大学非常勤講師。前独立行政法人建築研究所・首席研究員。1949年兵庫県生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業。工学博士。一級建築士。専門は建築環境工学。室内環境の快適性、省エネルギー、シックハウス問題などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きのたん

3
家の台所に川を引き込んでコイが泳いできているのがとても良い。本来の用途からすると、マンションのベランダの避難用扉は「ウダツ」ではないのか。沖縄の家が面白い。林に抱かれているという表現が素晴らしい。2022/04/23

bittersweet symphony

0
その土地特有の気候・環境条件にたいして、長年の経験から色々な対策が民家にも講じられているわけですが、そういった観点からみた民家の建築的特質を体系的にとりあげている読物というのはあまり多くはありませんでした。機械的な処理で力技的に環境を制御しようとする路線の限界が如実に現れてきている昨今、この本でとりあげられている様なアイディアは今後ますます重要度を増すであろうと思われます。2009/02/04

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