内容説明
障害者や高齢者の施設で、利用者の自己決定権を尊重し、QOLを高めるためには、いかなるサービスを提供すればよいのか。それには、医療分野で発展を遂げたインフォームド・コンセントの理念と、社会学で育まれた質的調査法のノウハウが鍵を握ると、この本の著者は指摘する。3年間にわたり英国に留学し、現地の施設やグループホームをつぶさに観察した体験と、国内での実践経験を踏まえて、福祉サービスの新たな可能性を追求した野心作。
目次
第1章 「なぜ利用者主体の援助プログラム」が必要なのか?
第2章 「施設病」とは何か?
第3章 利用者主体の援助テクニック
第4章 実践のためのヒント