内容説明
学校において教師が道徳の授業を行なう場合、これだけは理解しておいてもらいたいと、これまで約15年間、毎年20~30回、小・中学校の研究授業を参観してきた著者が、現場の悩みや疑問を教員から直に聴きながら、現職の先生方と現場に役に立つための理論や方法を検討し考察してきた、道徳授業の内容をわかりやすく紹介したものです。さらに授業者としての教師が、道徳教育の重要性を認識し深めるように、現在各学校において行なわれている校内研究会の課題とその改善策や工夫について、著者自身の経験を通して考えていきます。即戦力として役立つ道徳授業の入門書。
目次
第1章 「道徳」を教えるということ
第2章 道徳授業の基礎・基本(1)―必ず押さえておきたい5つのポイント
第3章 道徳授業の基礎・基本(2)―新学習指導要領と内容項目
第4章 道徳授業の基礎・基本(3)―道徳の時間と教科・領域との連携(連関)の工夫
第5章 道徳授業の基礎・基本(4)―体験活動・言語活動を生かした道徳授業の工夫
第6章 道徳授業の基礎・基本(5)―さまざまな道徳学習方法論
第7章 道徳授業の基礎・基本(6)―板書の工夫
第8章 道徳授業の基礎・基本(7)―ゲストティーチャー活用の手順と方法
第9章 道徳授業の基礎・基本(8)―「心のノート」を生かした道徳授業
第10章 道徳授業の基礎・基本(9)―学校教育全体計画を作成するための工夫
おわりに 道徳の校内研究会に参加して
著者等紹介
渡邊弘[ワタナベヒロシ]
1955年栃木県大田原市に生まれる。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻博士課程中退。学部時代より今日に至るまで、村井実(慶應義塾大学名誉教授)に師事する。宇都宮大学教育学部附属小学校校長(兼任)、教育学部長・研究科長を経て、宇都宮大学教育学部教授(博士)教育学。1994年国民学術協会賞(中央公論社)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。