出版社内容情報
日本の研究を中心に乳児から高齢者までの発達研究の最前線を概観し紹介し、その将来を展望する。日本における生涯発達研究の動向と将来の展望について、豊かな情報を伝えるレヴュー論文集。専門領域ごとに第一線で活躍する執筆者の視点から重要と思う文献を選択的にとりあげて紹介しています。
序 文/平木典子
1章 乳児期の音声言語発達/麦谷綾子
2章 注意と自己制御/中川敦子
3章 乳児期における社会的認知/板倉昭二
4章 目撃証言/仲真紀子
5章 共感と向社会的行動/首藤敏元
6章 養育する親としての父親/大野祥子・柏木惠子
7章 外国語教育における目標とそれぞれに適した教育方法――英語学習における認知と心理の問題を中心に/井上智義
8章 職業教育・訓練――心理学的研究の可能性と必要性を探る/五十嵐敦
9章 教育政策と学力測定の技術/倉元直樹
10章 被虐待児の支援/?田 治・田附あえか
11章 薬物乱用・依存とその支援/松本俊彦
[展望論文]
発達研究の途を尋ねて/藤永 保
[特別論文]
「格差社会」と子どもの学力/志水宏吉
(コメント)「つながり」を作る21世紀スキルの育成に向けて/白水 始
[書評シンポジウム]
今津孝次郎著『人生時間割の社会学』(2008年・世界思想社)
? 著者による原著の紹介/今津孝次郎
? 書 評
1.心理学的発達研究から架橋するための足場/小嶋秀夫
2.「時間」から人生をとらえる社会学と心理学の接点――「時間」体験の連続性をめぐる2,3の見解/岡本祐子
3.高齢者研究の立場から/菅原育子
4.文明批判としてのライフサイクルの社会学/上野千鶴子
? 書評にこたえて
日本児童研究所[ニホンジドウケンキュウジョ]
編集
目次
乳児期の音声言語発達
注意と自己制御
乳児期における社会的認知
目撃証言
共感と向社会的行動
養育する親としての父親
外国語教育における目標とそれぞれに適した教育方法―英語学習における認知と心理の問題を中心に
職業教育・訓練―心理学的研究の可能性と必要性を探る
教育政策と学力測定の技術
被虐待児の支援
薬物乱用・依存とその支援