日中両国の視点から語る植民地期満洲の宗教

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  • サイズ A5判/ページ数 525p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760131921
  • NDC分類 162.225
  • Cコード C3020

出版社内容情報

付録も充実している研究者必携版。

内容説明

日本諸宗教と現地在来諸宗教の動向を詳細に分析し、満洲における宗教の全体像をはじめて明らかにした、日中両国の研究者12名による共同研究の成果。

目次

第1部 植民地期満洲の宗教(植民地時期満洲の諸宗教抑圧;日本仏教の満洲布教と現地仏教再編の試み;「満州」における如光―日本植民地満州国の宗教政策について;中国地方志に記述される満州国治下の仏教)
第2部 移民を追う諸宗教の満洲進出(旧満洲国における神社の設立について;天理教の植民地期中国東北地域における布教活動とその二面性;中華民国時期に東北民間に宗教が広まった理由;清朝末期および民国初期の中国東北地方における黄天教の活動に関する考察)
第3部 日本仏教の満洲進出と教育(満洲における日本仏教教団の異民族教育;満洲開教と曹洞宗―異民族への教育活動を中心に;第二次世界大戦前の中国東北地域における日本仏教教団の日本語教育―『中外日報』の記事を主にして)
第4部 植民地期満洲の陰翳(偽満洲国時期における東北薩満教について;東北淪陥期文学の一側面―疑遅が描いた「満洲国」を中心に;近代国民国家と戦死者儀礼の変遷―白玉山「表忠塔」をどうみるか;満州引揚げ日本人布教者たちの六十年前の声)
資料編

著者等紹介

木場明志[キバアケシ]
大谷大学文学部教授。近世近代仏教史

程舒偉[テイジョイ]
東北師範大学歴史学部教授。近代中日関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ユーキー・ノウェイン

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満州帝国における日本の仏教や神道などの布教による治安の維持や教育に奉仕活動、や現地の仏教との再編、 古来からある家里教と薩満教に黄天教も紹介されており、興味深い。 本書は多数の日本、中国人作者によって書かれており中国共産党寄りの視点(大刀会と紅槍会への評価と、それ以外の宗教は低い評価)があったり、後半以降で何故か中国文学の話や近代国家と戦死の話があり、満州と宗教から話題が逸れ少し統一性が無いと感じた。2013/07/28

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