目次
第1章 理科教育学における化学工業に関する教材の研究動向(理科カリキュラム変化の解釈および説明理論の類型化;高等学校化学教育における化学工業教材選択の内的および外的条件;典型事例の選択基準の設定)
第2章 基幹産業型の化学工業に関する教材の変遷と反応装置の象徴化(ハーバー・ボッシュ法教材の継続的掲載とその背景;鉄鋼業教材における溶鉱炉の保持と周辺装置の変化;1960年代の石油化学工業教材の登場と巨大産業化)
第3章 環境低負荷型の化学工業に関する教材の変遷と環境技術の重点化(二酸化硫黄関連工業教材と四日市ぜんそくの発生;水酸化ナトリウム製造法教材の変遷と水俣病の発生;1970年代の燃料電池教材の登場と環境問題の顕在化)
第4章 高付加価値型の化学工業に関する教材の変遷と技術製品の重視(紡績業、化学繊維工業から合成繊維工業に至る繊維産業教材の継続性;日用品の窯業から高付加価値化のセラミックス工業への発展;1960年代にみられた医薬品教材の出現と合成有機化学の強調)
第5章 戦後日本の高等学校化学教科書における化学工業に関する教材変遷と選択意図(高等学校化学教科書における化学工業に関する教材変遷;高等学校化学教科書における化学工業に関する教材の選択意図)
著者等紹介
郡司賀透[グンジヨシユキ]
茨城工業高等専門学校卒業。長岡技術科学大学工学部卒業。筑波大学大学院教育研究科教科教育専攻(修士課程)修了。筑波大学大学院教育学研究科(一貫制博士課程)単位取得満期退学。郡山女子大学短期大学部講師、准教授を経て、2013年10月より現職。現在、静岡大学学術院教育学領域准教授。博士(教育学)(筑波大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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