内容説明
後鳥羽院の御願寺の名所障子歌。院・定家をはじめ、新古今時代の精鋭歌人十人が競作。成立から享受までその全容の解明を試みる。
著者等紹介
渡邉裕美子［ワタナベユミコ］
１９６１年生。１９８４年お茶の水女子大学文教育学部卒業。１９９３年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得中退。早稲田大学非常勤講師。宇都宮大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasuregai
0
現代語訳やその歌の本歌など、詳しく書かれているので、障子絵歌ということを意識しなくても歌を味わえる。でも、実際にこの最勝四天王院が現存していて、障子絵が見られたなら、絵と撰入歌、あるいは落選（？）歌を比較したりなんかする面白さなんかもあったのだろうなぁと思う。定家の「生田の森」などは、どんな学説が出ることになったんだろう。。。2011/05/06
