出版社内容情報
新型コロナ・パンデミックに端を発したインフォデミックや,2020年の米大統領選挙をめぐる陰謀論など,フェイクニュースの猛威が止まらない.2018年,フェイクニュース現象の全体像を,「計算社会科学」を武器に描いて大きな反響を呼んだ『フェイクニュースを科学する』が,内容をアップデートしてついに文庫化.偽情報を信じる認知特性,その情報を拡散させる情報環境,情報過多と注意力の限界など,メディアリテラシーの重要性がますます高まっている現代だからこそ,あらためて確認したい内容である.
内容説明
新型コロナ・パンデミックに端を発したインフォデミック、米大統領選挙をめぐる陰謀論など、フェイクニュースの猛威が止まらない。本書では、偽情報を信じる認知特性、その情報を拡散させる情報環境、情報過多と注意力の限界などを解説し、ファクトチェックをはじめとする対抗手段の有効性を検討する。
目次
第1章 フェイクニュースとは何か
第2章 見たいものだけ見る私たち
第3章 見たいものしか見えない情報環境
第4章 無限の情報、有限の認知
第5章 フェイクニュースの処方箋
第6章 情報生態系の未来
追補 インフォデミックの時代へ
著者等紹介
笹原和俊[ササハラカズトシ]
1976年、福島県生まれ。2005年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京工業大学環境・社会理工学院准教授。専門は計算社会科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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