出版社内容情報
人工知能が社会に浸透するとき,どのような変化が起こるのか.汎用人工知能,自動運転車,仕事が奪われる,自律型兵器などをめぐる議論のほかにも,考えておくべきポイントはないだろうか.本書では人工知能に関わる論点を,技術開発者,政策立案者,ユーザ,法・倫理関係者などの立場に分けて,具体的な事例とともに整理.そのうえで,多様なステークホルダーをつなぐための対話を経て見えてきた,人工知能と社会の関係の地図を描き出す.楽観論にも悲観論にも流されない,人工知能との付き合い方を考える.
内容説明
人工知能が社会に浸透するとき、どのような変化が起こるのか。汎用人工知能、自動運転車、仕事が奪われる、自律型兵器などをめぐる議論のほかにも、考えておくべきポイントはないだろうか。本書では人工知能に関わる論点を、技術開発者、政策立案者、ユーザ、法・倫理関係者などの立場に分けて、具体的な事例とともに整理。そのうえで、多様なステイクホルダーをつなぐための対話を経て見えてきた、人工知能と社会の関係の地図を描き出す。楽観論にも悲観論にも流されない、人工知能との付き合い方を考える。
目次
第1章 人工知能は何ができるか(人工知能研究の種類;技術的な課題;研究者の夢と「まだ見ぬ技術」)
第2章 人工知能の価値をめぐって(イノベーション起爆剤としての人工知能;「人工知能と倫理」の論点整理;WHATからHOWの議論へ移行)
第3章 社会の中の人工知能(人工知能技術実用化の関係者;仕事と技術;働き方と専門家の役割)
第4章 人工知能が浸透するとき(基本的な権利へのまなざし;倫理的/道徳的な機械;リスクではなく禁止)
第5章 人工知能とどう付き合うか(STS研究者と実践者として;かみ合わない議論;次のステップへ)
著者等紹介
江間有沙[エマアリサ]
2012年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。京都大学白眉センター、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構特任講師を経て、現在、東京大学政策ビジョン研究センター特任講師。国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員、日本ディープラーニング協会理事。専門は科学技術社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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