20歳からの人生の考え方

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759313147
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

人間は独創によってのみ進化する。知識をふりまわすのは恥ずかしい。知識の次元を超えた“思考のみち”へ。

目次

1 人生について考える(思考のみち―自分の頭で誠実に考えたことは独創である;マイナスがプラス―苦はありがたい先生である ほか)
2 世の中について考える(目と耳―複雑化する世の中では、聴きとる力が必要である;オールド・タイム(Mr.Old Time)―知識を英知に化する“トキ”の働き ほか)
3 生活の中で考える(思考のゴールデン・タイム―頭の最高のコンディションは朝と散歩である;セレンディピティ―新しい発見や創造は生活の中にある ほか)
4 人の心について考える(ある推理―他人のこころを知るには、推理せねばならない;善玉忘却と悪玉忘却―忘れないより、不要なことは忘れるほうが頭がよい ほか)
5 考えることを考える(桃太郎―古典に対して必要なことは、隠れた寓意を引き出すことである;知のケミストリ―別々のものを結合させ、新たな化合の仲立ちをする触媒について ほか)

著者等紹介

外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年生まれ。東京文理科大学英文科卒業。『英語青年』編集を経て、東京教育大学、お茶の水女子大学などで教鞭を執る。現在、お茶の水女子大学名誉教授。文学博士。専攻の英文学を始め、テクスト、レトリック、エディターシップ、思考、日本語論などの分野で、独創的な仕事を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろは

17
あのベストセラーの『思考の整理学』のような知的興奮は得られなかったし、『20歳からの人生の考え方』というタイトルにしては、20歳、人生というキーワードから考えてみると、内容が浅い気がするのが残念である。しかし、そんな作品でも良いところはあった。とくに、『選ぶ人が賢くないと、選ばれる人も賢くなれない。』これ、例えば、政治家の選び方とかに確かにそうと言えないだろうか。私たちは、ほとんどの人は政治家に興味がないから、選挙前のごくわずかな情報にしか触れず、ほとんどよく分からないまま投票してしまう。私もその1人だ。2018/12/06

naobana2

15
【図書館】20歳じゃないけど(笑)のーんびり内省したい方へ。2016/08/21

angelooo7

12
啓蒙的な使命を持っている人は、同じことを耳にタコが出来るほど繰り返す。近年の外山滋比古さんの著作は、特に顕著だ。にも関わらず、読んでいて気持ちがいい。既に読んだのに、なぜか最後まで読めてしまうのだ。所々新しいことが散りばめられていたりもするが、一番大きのは、文体なのだと思う。2015/03/19

Miya

10
自己啓発本かと思って読み進めたものの、そういう感じではない。タイトルに二十歳と入ってるけれども年齢を限定されるような内容でもない。ように思う。けれど着眼点が面白いなぁと思う本。深く考える習慣をつけたい人の足掛かりにはなるかもしれない。2016/08/13

kent6201

7
A 「大事なことだから2回言いました」というより、2回では済まないくらい外山先生の本には同じことが書かれています。でも復習になっていいんです。知の巨人の本を再読、かつ新たな視点を取り入れられる、というメリットなんです。好意的解釈といわれてもいいんです。「男も家事をしよう」というのはそのとおり。料理を中心に家事というものは段取り力、ワーキングメモリーを賦活させるのです。計画だおれの私の癖は少し直った気がします。2015/02/08

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