内容説明
外国語はどのように脳内に記憶されて活性化されるのか。最新の認知科学の成果を援用しながら、外国語知識の特徴、ことばの萌芽、定着、活性化、保持と忘却について考察を深めていく。学習者が受ける言語刺激の量と質がもたらす影響を分かりやすく解説する。小学生とそれ以降の学習者は、思考方法と記憶方式が異なる点に着目し、学習者の立場に立って学習・指導上の留意点を提唱する。
目次
序章 外国語学習への不思議
第1章 ことばの崩芽
第2章 記憶されていく外国語
第3章 記憶された外国語の活性化
第4章 記憶されている外国語の安定化と保持
第5章 記憶に沈殿していく外国語と消滅する外国語
終章 日本の外国語学習のすがた
著者等紹介
中森誉之[ナカモリタカユキ]
横浜国立大学教育学部中学校教員養成課程英語科(学士)、ロンドン大学(UCL)大学院音声学・言語学研究科(言語学修士)、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(教育学博士)。日本学術振興会特別研究員、横浜国立大学非常勤講師を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bombo9196
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あまり具体例などがなかったのでややわかりにくいかなあと個人的には感じた。次読む頃には理解できるように他の本をしっかり読んでいきたいなー。2013/11/27
かんかん
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いい本にあたった。過去に同時通訳者の方が書かれた本も何冊か読んだが、その中に何度も出てきた「イメージ」で英文をとらえる、という表現が、その当時いまいちつかみきれなかった。それから時間がずいぶんとたつが、もうすぐ解消されつつあると感じてきた段階で、この本にであった。最後の一押しをしてもらった感覚。2013/06/12
尾原道場
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第二外国語を大人になって取得する場合の言語学からの観点です。学術的に論じているので、実際の勉強の仕方は解らずじまい。2013/05/04
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