内容説明
英語ジョークを読むことは日本人にとって一種の謎解きである。謎を解く鍵は、ジョークの世界での決まり事、諺・聖書・詩文等の有名句に対する知識、英語表現上の工夫(多様な両義表現、音声学的・修辞学的・文法的仕掛け)等の理解である。さまざまな角度からのアプローチを試みながら、随時、文人にまつわるエピソードや戯文調のコメントを配し、学生・教師ともに楽しく読める一書に仕上げた。
目次
人間模様:ジョーク入門
一役買う英文法
二股かける両義表現
男と女
教師と学生
エリートも形無し
他人のことなら(エスニック・ジョーク)
背後にあるもの
茶化し表現
ジョークの仕組み:考えの操作〔ほか〕
著者等紹介
中野清治[ナカノキヨハル]
1936年、富山県生まれ。富山大学文理学部文学科卒、出版社勤務の後、公立学校教諭、富山商船高専助教授を経て国立高岡短期大学(現在、富山大学芸術文化学部)助教授、同教授、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロくん(脱脂)
1
逐語訳が付いていないのである程度の英語力が必要。 詳しく分かりやすい文法の解説が付いているので高3くらいの英語の勉強にもいいかもしんない。 思わずニヤリとさせられるジョークが仕組みによってしっかり分類され、その文化的背景もきちんと解説されてて、とても楽しめました。2013/02/13
ほにょこ
0
★★★ 快読というか解読というか。 意外に英語の勉強になりました。2015/07/28
Megan
0
難しいなぁ。。しっかり読めば文法の勉強にもなりそう。2010/08/12
kozawa
0
只の和訳本じゃないので読むのに時間がかかった。私の英語力不足故。徹底はしていないが「言語・文化選書」らしく、ジョークを言語の観点で分類・解説しつつ。このシリーズの他書も読んでみたい。これはもっと深く読めばもっと身につくだろうけれど。2009/09/10