内容説明
言語は、どのように、また、なぜ変化するのか。その変化の特徴を調べると、我々が言語活動において用いる認知プロセスと認知パターンの本質が見えてくる。本書は、用法基盤言語学の推進者であるJoan Bybeeが、150を超える言語の豊富なデータをもとに、音変化、類推変化、文法化、構文の創出と変化、語彙変化、統語変化等についての最新の研究とその知見を集積し解説した、言語変化についての入門書Language Changeの翻訳書である。
目次
言語変化の研究
音変化
より広い観点からの音変化と音韻変化
音変化と文法の間の相互作用
類推変化
文法化―その過程とメカニズム
文法化の共通経路
統語変化―構文の発達と変化
語彙変化―言語はどのように新しい語を獲得し、語はどのように自身の意味を変えるのか
比較、再建、および類型論
言語変化はなぜ起こるのか―内的要因と外的要因
著者等紹介
バイビー,ジョーン[バイビー,ジョーン] [Bybee,Joan]
ニューメキシコ大学名誉教授
小川芳樹[オガワヨシキ]
東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。専門分野は、生成文法、形態統語論、語彙意味論、史的統語論
柴〓礼士郎[シバサキレイジロウ]
米国カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校大学院博士課程修了(Ph.D.)。現在、明治大学総合数理学部教授。専門は、歴史言語学、談話分析、言語類型論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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