内容説明
認知言語学の創始者の1人とされるレナード・タルミーが、人間の知覚と概念化の仕組みから文法の意味論に迫った大著は、1970年代から約30年の研究をまとめた認知言語学のまさに金字塔である。その待望の翻訳(全4冊)の第一弾は、認知意味論の理論的方向性を示し、仮想的移動の概念構造、「地」と「図」を使った言語の空間的な概念化、注意が言語に現れるものを制限する事象フレームの仕組みなど、言語の認知システムを説明する。
目次
第1部 言語における概念構造化の基盤(文法と認知の関係)
第2部 形状的構造(言語における仮想的移動と「知覚/概念化」;言語はどのように空間を構造化するか)
第3部 注意(言語における「注意を向ける対象範囲の選定」)
著者等紹介
タルミー,レナード[タルミー,レナード] [Talmy,Leonard]
ニューヨーク州立大学バッファロー校言語学部名誉教授。カリフォルニア州立大学バークレー校客員研究員。カリフォルニア州立大学バークレー校言語学PhD
岩田彩志[イワタセイジ]
関西大学文学部教授
菊田千春[キクタチハル]
同志社大学文学部教授
西山淳子[ニシヤマアツコ]
和歌山大学教育学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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