出版社内容情報
本書は『近代英語文法』(MEG)第Ⅵ巻の内容の翻訳である。
本巻「形態論」では、英語の屈折変化、語形成の歴史的発達が、古英語、古ゲルマン諸語、古フランス語、ギリシア・ラテン語まで遡り、網羅的に解きほぐされる。イェスペルセンは、屈折でも語形成でも、混沌から明晰へ向かうという。これを彼は「効率」への収束と捉える。煩雑な屈折変化の水平化、無駄を削るべく多くの同形形態の出現(一方文脈から99.9%識別可能)、そして節略表現としての複合語や縮約形の頻用。本巻は、英語の発達が、効率への志向であると例証する。
内容説明
本書は『近代英語文法』(MEG)第6巻の内容の翻訳である。本巻「形態論」では、英語の屈折変化、語形成の歴史的発達が、古英語、古ゲルマン諸語、古フランス語、ギリシア・ラテン語まで遡り、網羅的に解きほぐされる。イェスペルセンは、屈折でも語形成でも、混沌から明晰へ向かうという。これを彼は「効率」への収束と捉える。煩雑な屈折変化の水平化、無駄を削るべく多くの同形形態の出現(一方文脈から99.9%識別可能)、そして節略表現としての複合語や縮約形の頻用。本巻は、英語の発達が、効率への志向であると例証する。
目次
序説
動詞における人称語尾
動詞における時制形成
裸形の語
複合語
重複複合語(Reduplicative Compounds)
母音の変化
構成素の追加はない
子音の変化
形式素の付加はなし
母音の語尾
通常の‐er語尾
rをもつ他の語尾
通常のs語尾
s語尾を用いての語群形成
不変化詞における-sと-st
他の破擦音の語尾
語尾-n(-en)
鼻音をもつ他の接尾群
ラテン語の接尾辞
ラテン語の接尾辞(続き)
歯音を含む接尾辞
最後の接尾辞群
接頭辞
前置詞的接頭辞
接頭辞,結び
短縮形
著者等紹介
丸田忠雄[マルタタダオ]
1951年北海道生まれ。現在:山形大学名誉教授。職歴:新潟大学、山形大学、東京理科大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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