内容説明
英語には冠詞や可算・不可算名詞の区別、間接話法など日本語にはない文法があり、また、語の並べ方も日本語とは異なっています。本書では、こうした文法の違いを、日本語話者と英語話者の脳の使い方の違いからくる出来事の捉え方の違いとして見ることで、英語の本質に迫ります。また、英語習得を脳科学の視点から科学的に考察し、「英語の感覚」を身につけるメカニズムを明らかにします。
目次
第1部 脳科学から見えてくる英語の感覚と学習法(日本語との対照から見えてくる英語の特徴;日本語話者と英語話者の出来事の捉え方の違い;私たちは脳の中に浮かぶモノを言葉で表現している;英語の感覚は右脳で作られる;英語話者の発話のメカニズム;脳科学から見えてくる日本語の感覚・英語の感覚;脳が教えてくれる英語学習法)
第2部 右脳の活性化からくる英語の特徴(英語のゲシュタルト性;英語の論理性)
著者等紹介
濱田英人[ハマダヒデト]
1957年、北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程退学。博士(文学)。現在、札幌大学地域共創学群教授。2001~2002年、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員(Langacker教授の指導の下、英語の主要な構文について認知文法の視点から研究)。2012~2013年、北海道滝川市「英語コミュニケーション能力・論理的思考力を強化する指導改善の取組」運営指導委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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