内容説明
神の歌を顕揚し、神の歌に翻弄される人々。素戔烏尊、下照姫、住吉明神、春日明神…、神代の神々も諸社の明神も、中世には盛んに和歌を詠んだ。神が詠んだ和歌を神詠という。神詠と、神詠をめぐる説話を読み解き、中世に神詠がどのように生み出され、享受されていったのか、明らかにしていく。
目次
序章
第1章 中世神詠史素描
第2章 春日明神と「ふだらくの」歌
第3章 日吉山王と「わがいほは」歌
第4章 下照姫と「からころも」歌
第5章 北野天神と「いざここに」歌
付章 神々を配置する―熊野と白山
終章
著者等紹介
橋本正俊[ハシモトマサトシ]
1974年生まれ。2002年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、摂南大学外国語学部教授。専門は日本中世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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