内容説明
学習者に積極的参加と没頭を促す教室指導のあり方を考える。
目次
序論 本書で扱う事柄と本書の構成
第1章 学習者エンゲージメントを取り巻くもの
第2章 学習者の促進的マインドセット
第3章 教師と学習者の信頼関係
第4章 ポジティブな教室力学と教室文化
第5章 タスク・エンゲージメントの喚起
第6章 タスク・エンゲージメントの維持
結論 主体的な学びを引き出す英語授業を目指して
著者等紹介
マーサー,サラ[マーサー,サラ] [Mercer,Sarah]
オーストリア・グラーツ大学教授。外国語教育学科英語教授法専攻主任。専門は外国語学習者心理、教育者心理。ポジティブ心理学や学習者エンゲージメントなど、心理学分野の最新知見をいち早く応用言語学に取り入れて新機軸を打ち出した気鋭の心理言語学者。同分野に関する書籍を多数執筆。現在は、国際言語学習心理学会(IAPLL)の副会長として、多くの国際的な言語教育研究プロジェクトの代表やコンサルタントを務めている
ドルニェイ,ゾルタン[ドルニェイ,ゾルタン] [D¨ornyei,Zolt´an]
英国ノッティンガム大学教授。専門は心理言語学、第二言語習得。言語学習者のモチベーション研究におけるパイオニア。モチベーションのプロセスモデル、動機づけ方略、L2学習におけるグループ・ダイナミックス、言語学習におけるビジョンと自己認知の役割など、モチベーション研究における新しい概念を数多く提唱した。関連論文多数
鈴木章能[スズキアキヨシ]
長崎大学人文社会科学域教授(大学院多文化社会学研究科/教育学部英語専攻主任)。博士(英文学)。専門は米文学、世界文学、英語教育学。特に文学はEast‐West Studies、英語教育学はヒューマニスティック・ランゲージ・ティーチングを中心に研究
和田玲[ワダレイ]
順天中学高等学校教諭。英国ロンドン大学クイーンメアリー修士課程修了(応用言語学・Distinction)。「日本の高校英語授業におけるモチベーショナル・ストラテジーの効果」に関する教室実証研究論文を執筆。日本全国で教員研修講師を務める。元テコンドー全日本チャンピオン、世界大会メダリストでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。