出版社内容情報
「国家」や「ナショナリズム」の問題にも注目し、なぜこうした問題が重要になっているのかを明らかにしていく
内容説明
自己駆動する空虚、「グローバル化は避けられない」という信仰を解体する―。グローバリゼーション論をアナーキズムの思想史から再読解し、「裏返っていく世界」の実像に迫る、21世紀の新しい社会理論。
目次
序章 「不可避なもの」の相貌
第1章 グローバル化する民主主義
第2章 自己責任の市民権
第3章 マルチチュードと情報社会
第4章 グローバリゼーションとアナーキー
第5章 分断される“市民”
第6章 反転するグローバリゼーション
終章 ナショナルなものへの再“反転”
著者等紹介
鈴木謙介[スズキケンスケ]
1976年生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員。専攻は理論社会学。ネット文化や若者の内面について積極的な発言を行い、独自の情報社会論を提示する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。